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Mukha

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2008年1月 6日 (日)

公的個人認証カード

 むさくるしい顔写真付きの「住民基本台帳カード」を掲載して恐縮だが----、小田原市から、以下のような連絡を受けた。「公的個人認証カードアプリケーションの不具合について(お知らせ)」という題名のもとに、こう書かれている。

 「小田原市が使用しているNTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTTCom)製の住民基本台帳カード(以下、住基カード)に搭載されている公Photo的個人認証カードアプリケーションについては、電子申請等を行なう場合、極めて低い確立(理論上32,769回に1回 *1)ではあるものの不具合が発生することが判明いたしました。これはNTTComが開発した送信データを暗号化するプログラムに問題がありまして、万一、不具合が発生した場合は、公的個人認証サービスを利用した当該電子申請・届出ができなくなる可能性が生じてまいります---」。従って、正常な住基カードと無償交換するから市役所に来いという連絡である。平成19年12月27日付けで、市窓第76号、小田原市市民窓口課長(公印省略)とある。

 交換期間は「平成20年1月4日(金)~平成20年12月26日(金)」で、受付窓口・時間は「小田原市役所2階市民窓口課3B窓口(住民票広域交付・住基カード)平日の午前9時から午後4時30分まで。*窓口の状況によりお待ちいただく場合がございます。時間に余裕を持ってお越しください」と書いてある。連絡は昨年末、郵便物に混じって届けられた。自宅から市役所までは電車・バスを乗り継いで行くかタクシーになる。出向くのは、4日は無理として月曜日の7日以降にすることにした。税金に絡む確定申告等に関係するためで、事前に担当者に二、三電話で確認した。

 「---なお、本不具合により、不適切な申請・届出が誤って送信されたり、住基カード内部の個人情報が漏洩することはありません。また、公的個人認証サービスを利用せず、住基カード自体の機能の使用(住民票の広域交付申請時の本人確認等)だけの場合は全く支障ありません。*1 NTTCom社内での検証により判明したもので、同社が納入した全国718自治体において、不具合が発生した実例はありません」---とも書いてある。つまり、住基カードに不具合があると、送信できない、ゲートが開かず使えないから、情報漏れという点については安心してくれ、というのだ。「--(不具合は)NTTCom社内での検証により判明し---、全国718自治体において、不具合が発生した実例はありません」とあるが、第三者(ソフト関係の会社)からの問合せで(NTTComが検証して)判明したもので、小田原市のこの文言は、NTTComからの話をそのまま転載したものである。

 小田原市役所の担当窓口とともに併記されていた「NTTコミュニケーションズお客様お問い合わせ窓口」に電話して、不具合発生連絡のプロセスが少し分かった。人数は私には分からないが、「公的個人認証サービス利用者」に安心感を与えるために、「(不具合の確立が)理論上32,769回に1回」とか等の上記の文言を付け加えたと思うが、こと「IT」情報・管理には慎重の上にも慎重を期し、関係者への連絡・説明は分かりやすくするべきだ。

 今回の「お知らせ」は小田原市のホームページに掲載されていない。「NTTコミュニケーションズ---」には、日に二、三件の問合せがあるという。利用者数に限らず、情報は広く知らせるべきである。 

2008年1月 4日 (金)

戻ってきた賀状

 年賀状が10通も戻ってきてしまった。

 「配達準備中に調査しましたがあて所に尋ねあたりません」(小田原他5局)、「配達準備中に調査しましたがあて名不完全で配達できません」(足立)、「あて所に尋ねあたりません」(横浜金沢・花見川)、「あて先不明で配達できません」(山鼻)---。赤いスタンプで押された郵便局の返送理由が局によって微妙に違う。賀状は、昨年12月中に戻ってきたのがほとんど。やはり「配達準備中に調査しましたが--」というのが正しい言葉であろう。小田原局と同じスタンプの他の5局は、「荏原」「大泉」「狛江」「松戸北」「四街道」。

 もし転居しても一年以内なら転居先に転送してくれる。何故こんなに戻ってきてしまったのか。昨年までは届いていた。返送された方々から、正月に届いた賀状の住所に改めて送り直した。しかし、それ以外で、住所変更等もあるだろうが、本当に詳しく調査したのか、ちょっと疑問に思う気持が残った。郵政民営化にともない、<仕事>はスピードアップした感がある。でも、スピードを求める代わるに拙速になりはしないか。民営化への移行で手続きが複雑になり、案内係員が汗だくで説明に追われる姿が、しばし見受けられる郵便局もある。戻ってきた賀状を見ながら、こんなことを思った。

 これまで届いた賀状をもとに、住所、電話、メールアドレス、ホームページ等の整理をやっと終えた。その中の一通に転居案内をかねて届いた80歳を越す大先輩からの賀状がある。「とりあえず『生存証明』のつもりで出しました---」。こんな文言で頂いた賀状は過去に一度あった。その方は今どうしているかって? う~ん---。

2007年6月29日 (金)

大学入試問題と読売新聞

Photo_27  今春の大学・短大入試における読売新聞、デイリーヨミウリ、読売ウイクリーからの出題件数は、135大学207件で、昨年の129大学180件を大きく上回り、過去最高になった---。読売新聞社報「第611号」(6月15日発行)が報じている。読売新聞社と学研が5月7日現在で調べた結果である。件数は5年前の約2倍にあたり、ハイペースで読売からの出題が増えていることがわかった。入試問題の小論文などの格好のテーマとして社説や「編集手帳」(一面コラム)が引用されているのだ。だから、「普段から新聞を読みなさい」、と受験生が高校の先生や親からしばしば言われる所以(ゆえん)である。読売新聞の詳細は、ホームページの「教育ワンダーランド」を参照してほしい。

 学校別に見ると、国立20校、公立17校、私立83校、短大15校。出題は社説から23件、編集手帳から13件、くらし面から15件という。また、「デイリー・ヨミウリ」からは69件出題され、学研の中間集計によると、「ジャパン・タイムズ」の35件、朝日新聞の「ヘラルド・アサヒ」と「アサヒ・ウィクリー」の合計8件を大きく上回り、英字新聞でトップとなっている。私が通う私立「文教大学」を例にとると、小論文が「情報学部/全学科・一般」(教育ルネサンス学びの時評=2005.11.21朝刊・教育面)と「国際学部/全学科・推薦」(日本語ブーム言葉の感性を大切にしたい=2006.2.21朝刊社説)。それに、「国際学部/全学科・一般」(個人情報保護法運用の見直しだけではすまない=2006.7.30朝刊社説)などがあげられている。これら、新聞記事からの出題が増加している傾向について、「大学は問題意識が高く、時事的な問題にすばやく対応できる学生を求めているのではないか」と、予備校の入試対策担当者は話している。

 大学入試問題ではなく、読売新聞社の入社試験で、私は現役記者時代に試験担当者から参考問題を頼まれたことがある。1点だけではあるが、私が提出したのは「典型七公害」の問題。「次の中から典型七公害でないのはどれか」との設問のあとに、①騒音②大気汚染③地盤沈下④廃棄物(ゴミ)の4点をあげ、その中から1点を選ばせた。当時、Photo_28私は環境庁(現・環境省)を担当していた。正解 ? アンダーラインをクリックして調べて---。ちなみに同じ時に環境絡みの問題で、朝日新聞の同僚記者は、「アメニティーとは---」を出題していた。

 上記の予備校の入試対策担当者は,「新聞は小論文のネタと手本の宝庫。小論文対策には最高の『参考書』」とも述べている。そして、「時事的記事だけでなく、文化・教養面なども充実しているので、新聞を読むだけで多方面の知識を手に入れることができる」と言っている。私は新聞記者体験を超えて、まさにその通りと思う。若者よ、もっともっと新聞を読もうではないか!!

2007年6月28日 (木)

江戸文字書家 一日講師

Photo_1157  江戸文字書家・立川文志(たてかわ・ぶんし)師匠。文教大学(湘南キャンパス)情報学部経営情報学科で私が担当する「テクニカルライティング」講座に、6月27日、文志師匠をゲストスピーカーとしてお招きした。師匠は私の20年来の友人である。本業に加えて、漢字や言葉を駆使した「洒落札」(しゃれふだ)を作り、それをネタに時々高座に上がって、ユーモアを交えながら、文字を書く楽しさ、漢字の面白さを紹介している。私の講座は名前からもわかるように、論文等潤(うるお)いの少ない、どちらかと言えばお固い文章講座。そんな一連の講座の中での<オアシス>と、Photo_1155硬派文章の行間を埋める<潤滑油>になれば、と師匠にお願いした。

 相撲文字、歌舞伎の世界の勘亭流、寄席文字など、先ずは「字体」の紹介とともに、おもむろに取り出した「一斗二升五合」の文字。何と読むか。一斗(いっと)は、五升(ごしょう)の倍だから<ゴショウバイ>。二升は、一升マス二つで<マスマス>。五Photo_1156合(ごごう)は、一升の半分だから<ハンジョウ>---一緒に読んで「ご商売益々繁盛」。今に伝わる粋(いき)な話から、師匠が知恵をしぼった<字慢(自慢)ばなし>を次々に披露した。「わかってもらえるかなぁ」と、心配しつつ、師匠は本業の話、江戸文字書家へ進むまでの自らの生き様を含めて、学生達に熱いメーセージを送っていた。

 「漢字のちょっとした組み合わせで面白い表現ができる」、「(実演の文字を見て)パソコン文字を見慣れているので一文字一文字の手書きに感動した」、「自分は習字をやっていたが江戸文字は知らなかった。これからも文字を大切に書いて行きたい」、「自分が知ってる劇画やアニメのタイトルが師匠の文字と知って驚いた」、「声を出して笑いたかったが、場所柄遠慮した」、「もっと話を聞きたかった。高座を見てみたい」---授業後に師匠宅へ送られた学生達の感想である。「競輪にたまに行くが、選手のヘルメットに張ってある名前がオーロラビジョンに写るが、これが師匠の江戸文字とは---」。講座では紹介されなかったが、ホームページで師匠の幅広い仕事を知った学生の感想には、正直、こちらが驚いた。

 私は一般論として、これから社会へ出て行く若者は、「パソコン」、「携帯電話(カメラ付き)」、「外国語。英語、できれば他にもう一か国語」、「自動車運転免許証」の、この四つをツール(道具)として自由に使いこなせることが必携であると常々強調している。加えて、「ユーモアのセンス」が、ビジネスマンに限らず社会人として求められる、とも言っている。今回の文志師匠の話から、私のそんな思いが学生達に少しでも伝わり、何かをつかんでくれれば、師匠をゲストスピーカに招いた甲斐(かい)があるというものだ。今期の私の授業は、あと2回だけである。

2007年5月22日 (火)

取材の段取り 「チラシ」から

Photo_1040  「REX JOURNAL」。A4・12ページの展示評論・情報誌である。REXは「Research Institute Exposition」の略。名古屋で「展示文化研究所」を主宰する高橋英次氏が月一回発行している。わずか12ページの小冊子とはいえ、その中身は幅広く、かつ濃い。「各地展覧会の情報はどんな方法で入手するのか」--と、読者が常々思っていたことである。このほど届いた137号(2007.5月号)に、取材日程の組み方とともに、情報源としてのチラシの効用を紹介している。

 まず、街に出て一回りすると30点ほどの新種チラシが入手できるPhoto_1037という。この中から興味があるもの、重要と思えるものを選ぶ。ジャーナルの記事は、告知・案内ではなく「論評」であるため、取材に値するかどうかが判断の基準となる。この時点で、①タイトル②日程③基本データを打ち込み、時には「予定稿」の一部を書き始めておく。これを基に、地域エリア、開催日を組み合Photo_1038わせた取材日程とコースを組む。高橋さんは、一日4~5か所を回り、7~8テーマにアプローチする。これを月に7回繰り返して約50項目の<ネタ>を拾うという。現場に出かけて期待外れのもの、その逆で、思わぬ<拾い物>もある。もちろん、取材したものが全て記事になるわけではない。ちなみに、最新号の目次を見ると---。Photo_1039

 「チラシとチケット 情報源として」(巻頭エッセイ)、「戦争と平和の資料館 ピースあいち」、「アメリカ絵画 子どもの」、「アメリカ車のデザイン」、「チェコの絵本とアニメーション世界」、「南條亮 ジオラマの世界展」、「藤森建築と路上観察」、「トヨタホーム・アトリスパーク」、「依佐美送信所記念館/フローラルガーデンよさみ」、「ノリタケ食器 素材のいろいろ」、「JR名古屋タワーズテラス・フラワーフェスタ」---等々、他にもあるが、加えて書評など様々。豊富な写真とイラストとともに、見所と評価を簡潔に記してある。

 高橋氏は私と同じ日本展示学会に所属して理事などの役職体験者。70歳を超えているが、学会総会などの発表会では鋭い質問をあびせて、若い研究者に大いに刺激を与えている。そこで、チラシへのこだわりだが---、氏はこう述べている。「ネット情報では抽象化、均質化されたデータで検索に対応性があるが、チラシは個別独立のアナログ情報。紙質、レイアウト、インクの色艶---などメッセージ内容とは直接関わらない些細と思われる事項が、実は雄弁に展覧会の性格を語るものになっている---」。「だから、前近代的と思われるプリントメディアの入手から取材計画はスタートする」と。

    「REX JOURNAL」は、一気に読み終え、終わった瞬間から、次号を待ちわびる冊子である。

2007年5月 7日 (月)

「今どきの日本語 漢字今昔」

Photo_954  インターネットで流されている読売ニュースナビの「教養番組」である。「常用漢字が見直される」というニュースの解説である。解説は読売新聞の用語委員会幹事。私は、この番組の一部を文教大学での講義資料として使う予定である。番組に入るのは、先ず、読売新聞のホームページを開く。そして、「動画」をクリックして「G+映像」画像を表示。その画面の「G+ニュース&カルチャータ イム」欄Photo_955に並んでいる。その「PLAY」をクリックすれば、映像と共に解説が聞ける。タイトルの「今どきの日本語 漢字今昔」とあるように、漢字の今昔が数字で示されるなど、大変わかりやすく説明されている。学生達への教材にふさわしいと考えたしだいである。

 ここで問題が一つ。番組は日々変わる。毎日ではなくても、ある期間を過ぎれば新番組が登場する。私が講義に使いたいのは次回「9日・水曜日の授業」。果たして、その日まで映像が残っているか---それが問題なのである。番組を何らかの形でDVDなどに取り込む手段があるかもしれない。私は、学生達に画面上の<生の番組>を流し、見せたいのだ。連休明けの7日、読売新聞の担当者に電話した。「仮に更新があっても、この番組は水曜日(9日)いっぱい残しましょう」---。担当者からの回答だった。うれしかった。もちろん、私は身分を名乗り、名前、電話、このホームページ等を告げた。こうした、読売新聞社側の配慮に感謝している。特に、幅広い意味での<教育関係>への配慮は、今後とも、ぜひ、お願いしたい。

 学生達には、映像を流す前に、この経緯を伝える。録画にしろ、こうした映像を使う時には、合わせて必ず「著作権」の説明をする。学生達から預かっているレポートも、もう少しで添削が終わる。9日の授業には、また、気分を新たにして臨(のぞ)みたい。

2007年4月 5日 (木)

障害者・障碍者・障がい者

 「『障害者』を⇒『障がい者』へ---と、2007年3月1日をもって、ひらがな表記に改めることにしました。この表記をグループの統一表記基準と致します。関連会社の一部は既にひらがな表記に改めた会社もありますが、これを機に再度徹底のほどお願い申し上げます」---。パソコンメーカーというか、東京に本社のある電気器具メーカーがグループ企業を含めて、全社にこんな通達を出した。「障害者」の「害」の字が、他人に害を与えるなど、ネガティブなイメージを与える恐れがあり、自治体、民間企業の中に、「害」の字をひらかなの「がい」に表記を改める動きが広まりつつあり、このメーカーは数年前から検討を重ねてきた結果、改めることにしたという。

 「障害」の元々の表記は「障礙」とか「障碍」(「碍」は「礙」」の俗字)だった。それがともに、1947年(昭和22年)に公布された「当用漢字表」に採用されなかった。このため、同音で似たような意味の言葉による書き換えが行われ、「障害」の表記が使われるようになり、1949年の「身体障害者福祉法」の制定を機に一般に広まったといわれる。しかし、「害」の字は「公害」「害悪」などの印象の悪さと、「害を与える」という誤解を招きかねない意味などから、しばしば表記の問題が指摘されてきた。1981年(昭和56年)に当用漢字表に代わる「常用漢字表」が掲げられた。「碍」の字は1945字の常用漢字に入らなかったが、比較的使用頻度が高い「表外字」(表外漢字)に定められた。そこで、「障害者」について旧字の「障碍者」に戻す議論があったがなかなか定着せず、ひらがな表記にするところが増えてきた。自治体では福島県や試行中の北海道をはじめ全国で「30以上」の県市町にのぼると見られている。

 「障がい」を掲げるこれら自治体でも、法律等については当然の事ながら文字通りの「漢字表記」を使用している。「碍」の字にも「さまたげ、じゃま」という否定的な意味もある。「障碍」や「障がい」にしろ、関係団体に様々な意見がある。上記のメーカーも「障がいのある方が抱える問題について本質的な取り組みが不足しており、表現を変えて事足りる問題ではありません。障がい者の法定雇用率の達成にとどまらず、障がいのある方々が活きいきと働ける環境づくりを、各社の実態に合わせて整備していく必要があります」と明記してある。

 確かに、表現を変えて事足りる問題ではないが、「痴呆」(ちほう)に代わる新たな用語として「認知症」が生れた。「言葉を変えると、意識や社会のシステムも変わる。障害者の表記をひらがなに変える動きは、意識を変えるプロセス」という意見もある。同感である。それでは私はどうする? 私は、原則、「読売スタイルブック」の表記を基準にしている。「障害者」と書くことが多いだろうが、「障碍」「障がい」などもケース・バイ・ケースで付記したい。格好の言葉はないだろうか---。

2007年3月30日 (金)

全校に新聞無料配布 小田原

 小田原市教育委員会は28日、小田原新聞販売組合(米山滋組合長)との間で、一般日刊新聞を無料で市内の小中学校に無料配達する「『すべての学校に新聞を』運動に関する覚書」に締結した。市教委のプレスリリースによる。子供たちに身近に新聞に親しんでもらうのがねらいで、合わせて読解力とNIE(教育に新聞を)の推進に役立てられることを期待している。これにより、5月8日から全37校に読売、朝日、毎日、日経、神奈川、東京、産経新聞の7紙が各一部ずつ届けられる。

  覚書は、「子どもの読書活動の推進に関する法律」の基本理念(第2条)にのっとり締結された。基本理念は条文のまま記すと、次のように謳(うた)われている。---「子ども(おおむね18歳以下)の読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものであることにかんがみ、すべての子どもがあらゆる機会にあらゆる場所において自主的に読書活動を行うことができるよう、積極的にそのための環境の整備が推進されなければならない」。そして、「地方公共団体は読書活動推進の施策および実施の責務を負い」(第4条)、「事業者は、子どもの健やかな成長に資する書籍等の提供に努める」(第5条)と規定されている。平成13年12月12日付けの施行である。

  新聞と学校については「NIE」(エヌ・アイ・イー)活動がある。「Newspaper in Education」の略称で、新聞を教材にして勉強する学習運動のことである。(社)日本新聞協会が1989年(平成元年)から取り組み、1998年に(財)日本新聞教育文化財団に移管、2000年10月に横浜にNIE全国センターを開設して現在に至っている。実践校は全国で490校(2006年度)にのぼっている。NIEの勉強は小学一年生から可能で、例えば、「この新聞のどこに自分の名前と同じ漢字やひらがなが出ていますか?」といった<文字探し>から進められる。

  今後の課題は、小田原新聞販売組合から提供される新聞各紙を、学校側がどのように利用、活用していくかである。NIE実践校は小田原市内にまだない。毎日、当番を決めて新聞を廊下等に張り出し、数日経ったら図書館等に整理保存するのも一考である。ただ、図書館や資料室に置いておくだけのことは避けたいものだ。4月23日は「子ども読書の日」(第10条)である。

2007年3月13日 (火)

<釈迦に説法 談志に落語>!!

  言わずもがな、先刻承知のこと---。「釈迦に説法」は誰でも一度は口Photo_683にしているだろう。「談志」は、落語フアンならお馴染の落語・立川流家元の立川談志師匠のこと。談志師匠をお釈迦様と同等に、私が敬意を込Photo_693めて対句にした一種の洒落(しゃれ)である。こんな言葉遊びを、何と500以上も考えて、その内の幾つかを本にまとめた男がいる。江戸文字作家の「立川文志」(たてかわ・ぶんし)師匠。立川流の<色物真打>である。本の題名は「洒落札咄し」(しゃれふだばなし)。3月15日に発 売と聞いていたので、地元の本屋に注文していたら、文志師匠から12日に郵送されてきた。発行は二玄社(東京・神田神保町 電話03-5395-0511・1000円)。家元の一文もさることながら、表紙の絵がPhoto_685漫画家の髙井研一郎先生(私は先生と呼んでいる)。あの国民的漫画「山口六平太」の作者である。何とも贅沢な表紙だ。先生は「立川雄之助」の名を持つ家元の弟子でもある。私は、文志師匠とは20年来の友人で、家元も先生も師匠の紹介で<お付き合い>をさせてもらっている。タイトルの私の作品は収録されていないが、「洒落札咄し」のホンのさわりだけを紹介しよう。Photo_690

  文字を書くことを生業にしている文志師匠だが、談志家元のPhoto_684高座をはじめ、落語家や津軽三味線奏者らと一緒に全国各地で公演している。また、友人や文志フアンの結婚式などによく呼ばれる。そんな時の挨拶がこうである---。「花嫁さんは今、フコーです」。家族はもちろん、来賓の面々も「不幸?」と聞いて一瞬ぎょっとする。そこに、師匠は一枚の模造紙を掲げる。書いてある文字は---「私、夫好(ふこう)なの」。式場はどっと沸く。おPhoto_692目出度い席とは反対に、入院患者を見舞いに行く時もある。お見舞いの品物に張られた札は、<患闘勝利>。シャレを解説するのはPhoto_689ヤボなことだが、野球投手が目指している「完投勝利」をもじったもの。以下、順不同で---「只今 勤酒中」、「極上 粗品」、「離煙状」、「鮨 握徳商人」、「猛妻注意」、そして、声に出して読んでもらいたいのが、蝉の絵ととも書かれたこのフレーズ。「ヒーン・ミン・ミン カネ・カネ・カネ・カネ ツクズクホシイ・ツクズクホシイ」!!

  「立川文志のことなど」と題して、談志家元が巻頭に一文を寄Photo_687せている。「御承知だと思うPhoto_688が文志は身障者(ルビ=ハンディ)を持って今日(こんにち)まで生きてきた。そして人前に立ち(いや坐ってか)並みの人間より生き様を識り闘志を持つことにより己を創ってきた。又、その己を“客観的に眺められる”という、いわゆる『ユーモア』が在った。これが文志の人生を変え、救った。『ユーモアは不幸を忘れさせる』の文句(フレーズ)の見事な立証であろう---」合わせて一文を寄せている立川藤志楼こと放送作家の高田文夫氏は、文志師匠をして文字通りの<『札付き』の『洒落男』>と称している。Photo_686

   こんな札もある。「エイズ 自己帽子」。分かりますよネ。今回の本には掲載されていないが、単なる遊びの洒落というより、オーバーに言えば、社会への警句である。これこそユPhoto_691ーモアの真髄ではないか、と私は思っている。ちなみに、このフレーズは、意匠登録されていると聞いている。洒落札には実に小気味良い短文が添えられている。師匠の下で一緒に仕事をしている立川談文こと三浦淳一氏の協力による。師匠の長女のご主人である。「洒落札咄し」を一度、是非、手にとってほしい。明るい酒の肴になること請け合いです。一体誰のことか分かりませんが、最後に一つ----。 もちろん、私のことではありません。

   ---忙がしくて 仕事する暇が無い---

2007年2月24日 (土)

取材録音渡す 毎日記者

  このところ新聞社の名前がタイトルに並ぶ。毎日新聞のケースは、国会議員を取材した時の録音データ(IPレコーダー)を第三者に渡し、これがインターネット上に流出した問題。データは、土地取引に絡む国会質問を巡って脅迫された糸川正晃衆院議員(国民新党)を取材したもの。今回は問題が2点あり、議員に対する「無断録音」と、取材側の了解を得ないで録音データ・取材内容を第三者(取材協力者)に渡した点。毎日側は、無断録音は許される場合もあり、今回は問題がないと判断しており、データを渡したことは「記者倫理に反する」と述べて、記者らの処分を表明している。

  今回のケースは、社説盗用、データ捏造(ねつぞう)とは違って、<取材する側 ・取材される側>に関わる問題である。金銭授受もなく、「渡したデータがネット上に流出する」など記者には予想もつかなかったことらしい。詳細については今後の社内調査で明らかになるであろう。録音データの無断引き渡し、社説盗用など、こうした問題で、私がいつも気にかかることは、問題を起こした記者の年齢である。新人記者ならいざ知らず、彼らは40代~50代のベテラン記者である。社内では<教える立場>の記者である。年齢とともに自浄能力は薄れてくる。それだけに自らを律する心を強くしなければならない。キザな言い方だが、正義感---記者を目指した時の、あの<青臭さ>を忘れないように---。自らにも言い聞かせている言葉である。

 糸川議員取材記録:毎日記者が協力者に渡す ネット流出

 毎日新聞東京本社記者が、取材内容を記録したICレコーダーを外部の取材協力者に渡し、その音声デPhoto_603ータを基にしたとみられるメモがインターネットのブログに掲載されていたことが分かった。毎日新聞社は23日、記者の倫理に反する行為として関係者に謝罪するとともに、伊藤芳明・東京本社編集局長(写真=左 隣は斉藤善也・社会部長)らが記者会見し公表した。今後も事実関係の調査を進め、社内処分を行う。

 レコーダーを渡したのは、社会部の大平誠記者(41)=23日付で東京本社代表室付。今月22日、産経新聞社から取材があり、毎日新聞が調査チームを作って聴き取りなどを進めたところ、大平記者と取材協力者が事実関係を認めた。毎日新聞の調査では、大平記者は、糸川正晃衆院議員(国民新党)が国会質問に絡んで福井市内で昨年3月に脅迫された事件について、翌月5日に議員本人から取材。その際、本人の了解を得ずに録音した。5月初め、94年ごろから交友のあった取材協力者に、別の取材データを消したうえで機器ごと渡した。取材協力者は今年1月、ブログを運営するメディア関係者に機器を渡し、音声データが基とみられる取材メモが同16日、ブログに掲載された。

 同19日に糸川議員側から大平記者に指摘があり、初めてネットへの流出を確認。しかし、大平記者はこれを上司らに報告せず、取材協力者を通じて削除を依頼、1~2日後に削除された。取材メモは複数のブログなどに転載され、毎日新聞の要請により、一部が削除された。ブログに掲載されたメモは音声データと完全には一致しないものの、構成などは酷似。レコーダーの受け渡しは、取材協力者側が要求し、大平記者は迷った末、他人に聞かせないことなどを念押ししたうえで渡した。再三返却を要請したが、機器は回収できなかった。取材協力者はレコーダーについて、メディア関係者が破棄したとしているが、本社は確認していない。

 伊藤編集局長と斉藤善也社会部長が記者会見に先立ち、糸川議員を訪ね、事実関係を説明するとともに謝罪した。

 ▽糸川正晃衆院議員の話 毎日新聞社から、私に対する取材のデータを基にしたとされる内容がネット上に流れている件について、それが事実としたら、とても残念に思います。私としては、発言内容とされるものについては一切確認していません。今後、適切な取材が行われることを期待しております。

 ◇伊藤編集局長 「記者倫理に反する行為」

 毎日新聞東京本社社会部の大平誠記者(41)=23日付で本社代表室付=が糸川正晃衆院議員に取材した際の録音記録とみられる内容が、取材協力者を通じてネット上に流出したことを受け、本社は23日、社内で約1時間半にわたって記者会見した。

 伊藤芳明・東京本社編集局長は会見で「取材先の了解なしに(取材内容を録音したICレコーダーを)第三者に渡す行為は記者として恥ずかしく、記者倫理に反する行為」としたうえで、「今後厳しい処分を行う。上司の管理責任も調査の過程で明らかにしたい」と述べた。 大平記者と協力者との関係について、伊藤編集局長は「94年以来の長い付き合いで、信頼関係ができていた。まさか協力者が第三者に取材内容を録音したレコーダーを渡すとは思っていなかったようだ」と説明した。

 取材対象の了解を得ず録音することについては「ケース・バイ・ケースで、個々の取材によって相手の了解を得ずに録音することもある」と話し、「(今回は)正確を期すためで妥当と考える」との見解を示した。 レコーダーを渡した見返りは、との質問に対し、伊藤編集局長は「金銭のやり取りは一切ありません」と否定した。さらに、これまでにレコーダーや取材メモを渡したことも「一切ない」と話した。

 また、伊藤編集局長は「大平記者がレコーダーを渡す際に『他人に聞かせてもらっては困る』と要請していた」と言い、機器を回収できなかったのは「協力者から『自宅に置いてあるので手元にない』『もう少し待って』などと回答されていた」と説明した。さらに、協力者からレコーダーの提供を受け、ブログに掲載したメディア関係者と大平記者との面識は「一切、なかったと言っています」とした。

 大平記者は昨年1月、東京・南青山の土地取引に関する記事を書いた。同取引をめぐっては、糸川議員が同2月に国会で質問。同3月に糸川議員が再質問しないよう脅迫される事件があり、建設会社の元相談役ら2人が今月に入って逮捕されている。会見では、糸川議員の国会質問には大平記者からの働きかけがあったのかとの質問も出たが、伊藤編集局長は「それはありません」と否定した。

 ◇記者の倫理を逸脱

 ▽毎日新聞の第三者委員会である「開かれた新聞」委員会委員を務める田島泰彦・上智大教授(メディア法)の話 たとえ親しい間柄の取材協力者だったとしても、まだ報道していない取材内容をそのまま第三者に漏らした点、さらに取材相手の了承を得ていなかったという点で、信頼を損ねる行為であり、記者の倫理を逸脱している。記者としての基本的なルールを徹底させるべきだ。また詳しい報告を受け「開かれた新聞」で協議したい。

 毎日新聞 2月23日21時08分(最終更新 24日1時31分)配信