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Mukha

フォト

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2007年6月30日 (土)

「市政モニター」 見学会

Photo_1163  ゴミ分別---。ペットボトル容器の収集日には必ずキャップを取り外して出そう。そこまで分別が出来ない駅構内やコンビになどのゴミ箱に容器を出す時は、「キャップを外して、一緒に出してほしい」。回収したペットボトルをリサイクル処理するまでの工程で、このキャップ外しの時間が、なんと3分の2を占めるというからだ。機械処理が難しく、全てが人海戦術。処理施設の集積現場と処理作業を目にして、ゴミを出す人の、ちょっとした初期処理の心遣いがいかに大事かをつくづくPhoto_1159と感した。

 平成19年度小田原市政モニター(100人)の<第1回研修会>が6月29日に行われた。内容は施設見学で、29日と7月4日の2回に分けられている。29日は41人が参加した。「松永記念館」(老欅荘=ろうきょそう)→「環境事業センター」(小田原清掃工場)→「神奈川県飯泉取水管理事務所」→「小田原市水道局高田浄水場」の4か所。昼食(自弁)をはさんで所用時間は午前9時~午後4時30分までの7時間30分。足は小田原市のハイブリッドバス(低公害車)。市の広報広聴室市民対話担当者2人が同行した。「文化」(ほんの一部だが)と「ゴミ」と「水」の施設を回ったわけだ。

 特に今回のモニターとしての重要チェックポイントは、ゴミ処理でいえば有害物質の大気中への排出と、水処理では飲料水の水質の安全性である。もちろん直接わかるわけではないが、求められるのは、その問題意識を持って施設を見る姿勢である。積極的にモニターに応募した皆さんは全員同じ感覚だと思う。事実、施設関係者にその視点からの質問が目立った。Photo_1161私は、それとは別に、環境事業センターの、中でも「ペットボトル減容施設」の現状を紹介して、自戒を込めて分別の一層の推進を訴えたい。

 ゲンヨウ(減容=容量を減らす)という言葉は、文字で見るとなんとなくわかるが、耳にしただけでは理解しにくい。「ペPhoto_1160ットボトル処理施設」と言い換えた方がよい。名称は、相手に仕事の中身を理解してもらうためには、わかりやすくすることが大切なのだ。それを先ず指摘して----。ペットボトルの年間(平成18年度)排出量は761㌧で、総排出量(8万2550㌧)の0.87% である。月に6~7㌧収集され、集積場に貯蔵した後に処理して資源として再利用されている。工程は作業員が収集袋から取り出して、汚れのひどいものやキャップなどの異物を取り除き、一定の型に「圧縮成型」して再生業者に引き渡される。問題は回収袋の10%にビンなPhoto_1162どが混在し、キャップが付いたままなのが30%もあることだ。施設の処理能力は最大一日4.9㌧あるが手作業に時間がかかり、現状は一日3㌧の処理がやっとという。そして、実際にリサイクルされる量は全収集ペットボトルの7分の1にしかならないという。

 小田原市は今、9種類のゴミ分別収集を行って、少しでも多くの再資源活用を目指している。その効果を高めるには、家庭などからゴミを出す時に、分別がしっかりと守られているかどうかにかかっている。お互いに、「ゴミ分別表」をもう一度、再確認しよう。

2007年6月29日 (金)

大学入試問題と読売新聞

Photo_27  今春の大学・短大入試における読売新聞、デイリーヨミウリ、読売ウイクリーからの出題件数は、135大学207件で、昨年の129大学180件を大きく上回り、過去最高になった---。読売新聞社報「第611号」(6月15日発行)が報じている。読売新聞社と学研が5月7日現在で調べた結果である。件数は5年前の約2倍にあたり、ハイペースで読売からの出題が増えていることがわかった。入試問題の小論文などの格好のテーマとして社説や「編集手帳」(一面コラム)が引用されているのだ。だから、「普段から新聞を読みなさい」、と受験生が高校の先生や親からしばしば言われる所以(ゆえん)である。読売新聞の詳細は、ホームページの「教育ワンダーランド」を参照してほしい。

 学校別に見ると、国立20校、公立17校、私立83校、短大15校。出題は社説から23件、編集手帳から13件、くらし面から15件という。また、「デイリー・ヨミウリ」からは69件出題され、学研の中間集計によると、「ジャパン・タイムズ」の35件、朝日新聞の「ヘラルド・アサヒ」と「アサヒ・ウィクリー」の合計8件を大きく上回り、英字新聞でトップとなっている。私が通う私立「文教大学」を例にとると、小論文が「情報学部/全学科・一般」(教育ルネサンス学びの時評=2005.11.21朝刊・教育面)と「国際学部/全学科・推薦」(日本語ブーム言葉の感性を大切にしたい=2006.2.21朝刊社説)。それに、「国際学部/全学科・一般」(個人情報保護法運用の見直しだけではすまない=2006.7.30朝刊社説)などがあげられている。これら、新聞記事からの出題が増加している傾向について、「大学は問題意識が高く、時事的な問題にすばやく対応できる学生を求めているのではないか」と、予備校の入試対策担当者は話している。

 大学入試問題ではなく、読売新聞社の入社試験で、私は現役記者時代に試験担当者から参考問題を頼まれたことがある。1点だけではあるが、私が提出したのは「典型七公害」の問題。「次の中から典型七公害でないのはどれか」との設問のあとに、①騒音②大気汚染③地盤沈下④廃棄物(ゴミ)の4点をあげ、その中から1点を選ばせた。当時、Photo_28私は環境庁(現・環境省)を担当していた。正解 ? アンダーラインをクリックして調べて---。ちなみに同じ時に環境絡みの問題で、朝日新聞の同僚記者は、「アメニティーとは---」を出題していた。

 上記の予備校の入試対策担当者は,「新聞は小論文のネタと手本の宝庫。小論文対策には最高の『参考書』」とも述べている。そして、「時事的記事だけでなく、文化・教養面なども充実しているので、新聞を読むだけで多方面の知識を手に入れることができる」と言っている。私は新聞記者体験を超えて、まさにその通りと思う。若者よ、もっともっと新聞を読もうではないか!!

2007年6月28日 (木)

江戸文字書家 一日講師

Photo_1157  江戸文字書家・立川文志(たてかわ・ぶんし)師匠。文教大学(湘南キャンパス)情報学部経営情報学科で私が担当する「テクニカルライティング」講座に、6月27日、文志師匠をゲストスピーカーとしてお招きした。師匠は私の20年来の友人である。本業に加えて、漢字や言葉を駆使した「洒落札」(しゃれふだ)を作り、それをネタに時々高座に上がって、ユーモアを交えながら、文字を書く楽しさ、漢字の面白さを紹介している。私の講座は名前からもわかるように、論文等潤(うるお)いの少ない、どちらかと言えばお固い文章講座。そんな一連の講座の中での<オアシス>と、Photo_1155硬派文章の行間を埋める<潤滑油>になれば、と師匠にお願いした。

 相撲文字、歌舞伎の世界の勘亭流、寄席文字など、先ずは「字体」の紹介とともに、おもむろに取り出した「一斗二升五合」の文字。何と読むか。一斗(いっと)は、五升(ごしょう)の倍だから<ゴショウバイ>。二升は、一升マス二つで<マスマス>。五Photo_1156合(ごごう)は、一升の半分だから<ハンジョウ>---一緒に読んで「ご商売益々繁盛」。今に伝わる粋(いき)な話から、師匠が知恵をしぼった<字慢(自慢)ばなし>を次々に披露した。「わかってもらえるかなぁ」と、心配しつつ、師匠は本業の話、江戸文字書家へ進むまでの自らの生き様を含めて、学生達に熱いメーセージを送っていた。

 「漢字のちょっとした組み合わせで面白い表現ができる」、「(実演の文字を見て)パソコン文字を見慣れているので一文字一文字の手書きに感動した」、「自分は習字をやっていたが江戸文字は知らなかった。これからも文字を大切に書いて行きたい」、「自分が知ってる劇画やアニメのタイトルが師匠の文字と知って驚いた」、「声を出して笑いたかったが、場所柄遠慮した」、「もっと話を聞きたかった。高座を見てみたい」---授業後に師匠宅へ送られた学生達の感想である。「競輪にたまに行くが、選手のヘルメットに張ってある名前がオーロラビジョンに写るが、これが師匠の江戸文字とは---」。講座では紹介されなかったが、ホームページで師匠の幅広い仕事を知った学生の感想には、正直、こちらが驚いた。

 私は一般論として、これから社会へ出て行く若者は、「パソコン」、「携帯電話(カメラ付き)」、「外国語。英語、できれば他にもう一か国語」、「自動車運転免許証」の、この四つをツール(道具)として自由に使いこなせることが必携であると常々強調している。加えて、「ユーモアのセンス」が、ビジネスマンに限らず社会人として求められる、とも言っている。今回の文志師匠の話から、私のそんな思いが学生達に少しでも伝わり、何かをつかんでくれれば、師匠をゲストスピーカに招いた甲斐(かい)があるというものだ。今期の私の授業は、あと2回だけである。

2007年6月27日 (水)

CO2削減アイデア大募集!

 「めざせ!1人、1日、1kg CO2削減 」---。「チーム・マイナス6%」が、メールニュース(6月22日臨時号)で、「あなたのCO2削減アイデア」の募集と、「私のチャレンジ宣言」の受け付けを紹介している。

 あなたのCO2削減アイデア大募集! 地球温暖化を防止するため、我がCo2国は、京都議定書で2012年までに 1990年比で6%の温室効果ガス削減を約束しています。 しかしながら2005年度における我が国の温室効果ガスの排出量は、1990年比で7.8%上回っており、温暖化対策をより一層強化する必要があります。特に「家庭部門」やオフィスなどの「業務その他部門」における温室効果ガス排出量は、1990年比で約4割増加しており、 対策の強化が求められています。温暖化を止めるためには、 一人一人の取組が重要です。この温室効果ガス削減の取組について 周知と実践の拡大を図るため、温室効果ガスの削減効果が期待できる取組の  アイデアを公募いたします。

【応募要領】公募区分:温室効果ガス削減の取組として「家庭での取組」、「職場での取組」、「学校での取組」、「お店や電車・バス等、その他の場所での取組」の4つの区分で アイデアを募集します。

応募期間:6月~7月20日(金)17:00[必着]。応募方法:郵送、FAX、チーム・マイナス6%HPからのいずれかよりご応募ください。

詳細 http://www.team-6.jp/try-1kg/tm6_co2-1kg03.html

 私のチャレンジ宣言 受付開始! 「私のチャレンジ宣言」は、皆さんの身近なところでできる温暖化防止のメニューの中から、“実践してみよう!”と思うものを選び、毎日の生活の中で、1人1日1kgのCO2排出量削減を目指そう、という取組です。チャレンジ宣言をしていただくと、チャレンジ宣言カードがダウンロードできます!さぁ、あなたも「チャレンジ宣言」してください。
詳細 https://m.tszc.jp/try-1kg/tm6_co2-1kg02.html

■チーム・マイナス6%運営事務局:info@team-6.net 【対応時間】 9:00~18:00(土日、祝祭日を除く)

2007年6月26日 (火)

衣・食・住→住・衣・食

Photo_26  なるほど、と考えさせられることは、しばしば日常生活の中にある。「衣」より先に「住」があり、「食」より前に「衣」がある。仕事の関係でフィンランドに転勤して、一年間を過したサラリーマン一家の主婦の感想である。地元・小田原市国府津にある「でこぼこの家」(木村敏男氏主宰)が毎月発行している小冊子「でこぼこ通信」(第521号=2007年6月)に掲載されていた。以下は、「菊地澄子」さんという方の<フィンラン ド便り>、手書きの文章である。

 「デコちゃん こんにちわ5月に入って急に新芽が出てきました。今まで聞こえなかった鳥の声が聞こえます。リスも庭先に来るようになりました。そして、5月後半には一面の緑。あちらこちらに緑が咲いています。ソウなのです。咲いていると言う言葉がピタリです。やっと うれしい うれしい春がやってきました。1年間通して、ほんとうに暖かい暑い時は、3ヶ月位(6,7,8月 ? ) なので、私も日光浴をかねて畑仕事に精を出します」Photo_1153

 「昨年の6月から<フィンランド便り>を書き始め、季節がひとめぐりしました。あっと言う間の1年でした。<日常生活は変わらない>と言うことでした。それはあたりまえのことと笑われそうですね。でも、そのあたりまえの違いを実感しました。日本にいたら日光のあるのもあたりまえ。野菜のあるのもあたりまえ。魚があるのもあたりまえでした。食にこだわり、おいしいものを作れると言うのは、豊かな気候があればこそだったのです」

 「ところが、フィンランドのあたりまえは厳しい寒さ、暗さなのです。(野菜もあまりありません) あたりまえが180°変わり、なぜ ? どうして ? の連続でした。そして、1年間を通してみて少しわかった気がします。日本では衣・食・住、その言葉をもってフィンランドを言えば、住・衣・食。厳しい季節を受け入れ、時間を大切に、人生を楽しんで生きている人たちではないかと思いました」

 「私にとっても、ひとつの事がらを丁寧に見ながら、体験しながら生活していくことの出来るところでした。デコちゃん、1年間お付き合いいただき Kiitos !  でした。今度は気が向いた時に、又、お便りさせて下さい。菊地澄子」。

 ---「5月と言えば<母の日> 。もちろんフィンランドでも。国旗が上がります。そして、大統領からお母さんの表彰がります」という言葉とともに、<お母さん=aiti>の文字と両国の国旗と花のカットが添えられていた。

2007年6月25日 (月)

BS放送「ひばり生誕70年特集」

Photo_1151 「BSまるごと大全集 『生誕70年 昭和の歌姫 美空ひばり』 珠玉の70曲」---6月23日(土)~24日(日)の夜、二日間にわたりNHKテレビBS2で放送された特集をほとんど見た、というよりも録画した。計4時間30分。まだ全部を見て(聴いて)いないが、私としてはかなりの時間を歌姫に集中した。1937年(昭和12年)5月29日に生まれ、1989年(昭和元年)6月24日に52歳の生涯を駆け抜けて逝った。私は素直に<ひばりフアン>である。もう一人いる。テレサ・テン。鄧麗君(デン・リージュン=1953年1月29日~1995年5月8日)の名前の方が好きだ。二人のCD全集などアルバムは一応持っている。放送二日目は、ひばりの祥月命日だ。

 で、ひばりだが、私は彼女のステージを生で見たのは一回だけ。名古屋の会館で、暴力団絡みの不祥事で公共施設の使用を締め出されている時だった。「真っ赤な太陽」の熱唱が印象に残っているが、私は舞台よりも超満員の客の姿に気がひかれた。ほとんどは、失例ながら仕事の姿と汗のにおいを感じさせる女性達だった。その顔には、ひばりがいくらマスコミで叩かれようと、決して彼女を見捨てるようなことはしない、という決意みたいなものがみなぎっていた。ひばり人気の根っ子を見た思いだった。私はこのステージ以外でひばりに会ったこともなければ、顔を見たこともない。ただ、私の同級生が中学時代に横浜の学校に転校し、同じクラスにひばりの弟がいた。弟→同級生を通して、ひばりの日常生活を聞いた覚えがある。中学時代の話である。話の中身は記憶にない。ただ、<有名歌手>の生活というので、友人の話に聞きほれていた-Photo_1152--。

 私はひばりの唄う民謡が好きだ。「椎葉の夕笛」(丘灯至夫作詞/戸塚三博作曲)という歌がある。「ひえつき節」で広く世間に知られた九州・椎葉の里が舞台。若い恋人達---追う源氏と追われる平家の間に生れた二人のロマンスと悲恋をうたったものだが、ひばり独特の高音・裏声が一層の哀愁を漂わせている。日本コロンビアレコードの全集「歌は我が命 美空ひばり」の第5集に収められている。著作権などの問題があるのか現在出回っているひばり全集には入っていない。多分映像もないだろう。今回のBSでも放送されていないと思う(全部を聴いていないので---)。この歌の中で、<ひばりのひえつき節>が聴けるのだ。

 「椎葉の夕笛」との出会いは、縁あって知り合った作曲家の戸塚氏からお借りしたレコードによる。戸塚氏は「作曲家・古関裕而」の弟子。ヒット曲「智恵子抄」(歌:二代目コロンビア・ローズ)の作曲者でもある。その戸塚氏からひばりの収録風景を聞いた。曲を一回弾いた。二回目で本番終了。誰でもが言うように、戸塚氏も<ひばりのすごさ>に舌をまいていた---。ひばりが唄う民謡特集があったなら、私は躊躇(ちゅうちょ)なく買い求める。二日間に渡るNHK・BS2のひばり特集。放送開始の時間までに、私は珍しく帰宅していた。

2007年6月24日 (日)

海岸清掃&三寶寺オペラ

Photo_1150  人海戦術とはよく言ったものだ。1000人近い住民が延長約1.2㎞の海岸に渡って散らかるペットボトルや空き缶を2時間足らずの間にきれいに片付けてしまった。小田原市国府津地区自治会連合会(伊澤二三雄会長)は24日午前8時から相模湾に面する国府津海岸の清掃を行った。毎年、6月の最終日曜日に、東は「西前川境」から西は「森戸川端」まで、自治会ごとに区分けしてゴミを拾っているPhoto_1142。「ボランティア専用」と印刷された「もせるゴミ袋」と「もせないゴミ袋」に仕分けして海岸道路に置く。ゴミは翌日、小田原市の清掃車が回収してくれる。

 国府津海岸の幅は波打ち際まで40m前後。酒匂川の取水堰の建設と相模Photo_1143湾への突堤設置などで砂が堆積されないため、年ごとにやせ細っている。酒匂川から土砂を運んでいるが、その土砂も大波が来ればたちまち沖へ持て行かれるのが現状。しかも、小石がごろごろしていて、砂浜というより今は石浜と呼ぶのがふさわしい。ゴミは漂着物に加えて海岸でのバーベキューの残がいや花火が目立つPhoto_1144。ゴミ袋は直ぐに一杯になり、一人で3袋以上のゴミを集めた人もいた。清掃作業中は心配された雨も降らず、関係者はほっとしていた。国府津地区自治会連合会の一斉清掃は年に一回だが、ボランティアや地元金Photo_1145融機関の有志らが時々海岸を清掃している。海岸道路に、利用者のマナーを呼びかける子供のポスターが掲Photo_1146示されていた。

 この日は雨の予報。午後から本格的に振り出した。私は海岸清掃の後、いったん自宅に戻り、午Photo_1149後3時前に国府津隣の小田原市小八幡にある三寶寺(竹石友威住職)に出向いた。本堂でオペラ「フィガロの結婚」(モーツァルト作曲)を上演するというのだ。メンバーはピアノを含めて9人。プロの歌手一人以外は、医者やサラリーマンなどのシロウト。今回が「三寶寺オペラ」と銘打った初演。Photo_1147

 三寶寺では近くにある「山近記念総合病院」(久保田光博院長)の音楽愛好家でつくる「山近音楽座」(やまちか・おとらくざ)が年に2回<定期公演>している。その中ににオペラが組まれたプログラムがあった。そのメンバーを中心に、「独自にオペラがPhoto_1148上演できないか」という竹石住職の発案で実現した。客席には久保田院長はじめ三寶寺の檀家さんら70人以上が顔を見せ、盛んに拍手を送っていた。上演中でも本堂の扉はいつもオープンのまま。外の雑音も入って来る。私はいつも思うのだが、この雑音が演奏に微妙なハーモニーを醸し出しているということだ。この日も、降りしきる雨音がピアノの音色とともにソプラノやテナーとよくマッチしているように感じた---。

2007年6月23日 (土)

石工は外国人?狛犬研究会

 「今月の一枚」、「円丈の狛犬講座」、「会員うんちくスピーチ」---。2Photo_1129か月に一回開かれる「日本参道狛犬研究会」(略称=狛研 三遊亭円丈会長)のプログラムである。会員が持ち寄った狛犬写真をそれぞれ出品者自らが解説し、最後に参加者の拍手で決めるのが「今月の一枚」。22日の例会には5人が出した。旅先で出会ったもの、再訪して改めて型を確認したものなど、一枚へのアプロPhoto_1133ーチは様々。その中に、外国人が彫ったという狛犬があった。「Carved by B-」。横須賀市の神社に明治45年に奉納された狛犬の 足座に刻字されていた。どこの国の人かも含めて詳細は不明だ。しかし、外国人Photo_1138の銘があるのは珍しく(狛研では初めて)、さらに調査を進めることにして、これが「今月の一枚」にPhoto_1130選ばれた。

 「円丈の狛犬 講座」は68回を数える。全国を回り、その資料は文字通り日本一。現場に足を運んPhoto_1126でいるだけに、話の一つ一つに臨場感がある。とは言っても毎回狛犬の話に限らないのが<博学師匠>たる所以で、時にはゲーム機の話まで飛び出してくる。この日は、「45年間吸っていたたばこを止めた」という禁煙宣言の後に、本業・落語のネタ披露。7月1日に横浜の寄席でやる怪談話の<おさらい>。師匠の二人の弟子が狛研の司会を務めている。師匠の熱演もさることながら、その噺(はなし)を神妙に 聴いている弟子の姿が、これも可笑しかっPhoto_1137た。他人はいざ知らず、私個人の感想を言えば、狛犬からの脱線も楽しい。

 「神使にな った猪(Photo_1132いのしし)」。「会員うんちくスピーチ」は<神使シリーズ>の福田博通氏の猪の話。今年の干支でもあるが、福田氏の調査・研究 も半端でない。ホームページ「狛犬の杜別館」に彼のコーナがある。ぜひ、そこをご覧頂きたい。例会は毎回、東京・池袋の豊島区立勤労福祉会館で午後7時から2時間開かれる。会員スピーチは普段二人を予定しているが、この日は、師匠の熱演で時間が足りず、Photo_1135一人は次回に持ち越された。

 閉会後は、会場近くの台湾料理店で一杯やる。ここではまた、例会とは違ってそれぞれが<狛犬談義>に花を咲かせている。私は池袋までJRを利用しているが、22日夕は架線事故で電車は超満員。十数年振りの体験で、汗だくで会場にたどり着いた。そんな<苦労?>も、狛研の仲間といると、一気に吹き飛ぶ。変な会だが、面白く楽しい会である。毎回会費は1500円。皆さん、一度、顔を出してみたらいかがですか---。 

2007年6月21日 (木)

新生 国際学部始動 !

Photo_1139  文教大学「国際学部」は、現行の学科名を変更して新しい学科名にする。「人間科学部」は、これまでの2学科に加えて「心理学科」を新設する。いずれも2008年4月スタートの予定で、現在学科新設届け申請中だ。詳細は文教大学の最近のホームページに掲載されている。国際学部(湘南キャンパス)の新学科名は「国際理解学科」(旧・国際コミュニケーション学科)と「国際観光学科」(旧・国際関係学科)。「観光ビジネスコースを発展させ、エコツーリズムなどの文化・交流領域を充実させた」のが国際観光学科。国際理解学科は、コミュニケーション学科の内容を維持しながら国際協力や国際社会領域を新たに組み合わせて、教職課程も充実させる---と謳(うた)っている。

 私は「情報学部」の非常勤講師としてでテクニカルライティング講座を担当し、毎週水曜日に茅ヶ崎市にある湘南キャンパスに通っている。構内の掲示板には出来るだけ目を通し、また、ホームページ(HP)を開いている。学科名変更や学科新設情報は、極々最近のHPで知った。少子化に伴い<大学全入時代>と言われている昨今、私学を中心に各大学ともその運営に創意工夫を凝(こ)らしている。ある芸術系大学は全国紙の一ページを使ってPRしている。文教大学も例外ではないのである。「国際観光学科」の名前は別に目新しくはなく、他の大学にかなり設置されている。あとは授業の内容次第というわけか、高校生や受験生に呼びかけるも文言に、関係者の苦労がしのばれる。

 人間学部(埼玉県・越谷キャンパス)は、「人間学科」と臨床心理学科」の2学科に「心理学科」が新設される。心理学科は、1年次に基礎を学び、2年次から「心理学」「健康心理学」「ビジネス心理学」の中から一つを選択して、専門的学習・研究を進めていくという。---このブログでは、私が通う文教大学の話に限って書いているが、全国の大学を眺めれば、来年までにいろいろな学科名が消え、また生れることだろう。受験生はもちろん、父兄も頭を悩ませることだろう。

2007年6月20日 (水)

すっきり 「親木橋」

Photo_1122  「欄干が低くて危ないですね---」。タクシー運転手の言葉だ。小田原市国府津の国道一号線に架かる「親木橋」の補強工事が終わり、20日、欄干を覆っていたフェンスや工事の足場が外された。昨年10月20日の工事から8か月ぶりの<お披露目>である。別に欄干の高さはこれまでと変わらないが、フェンス、つまり2mの防護柵に囲まPhoto_1123 れていたので、久しぶりに目にする欄干が低く見えたのである。危険ではない。それにしても、工事は延び延びになった。一応、工事期間は今年の3月頃までとなっていたが、補強工事はそのものは、当初、昨年12月には終わるという話だった。それが3月になり、とうとう6月まで延びてしまった。

 親木橋の長さは19.2m、幅24.75m。橋ケタは鋼鉄で、欄干(高欄、防護柵)はアルミ製。道路はコンクリートで舗装されている。今回の工事は、このコンクリート面をFRP(繊維強化プラスチック)工法で保護、塗装するもの。首都圏の主要110橋Photo_1124を対象にした建 設省関東地方整備局の「橋梁耐震補強3か年プログラム」の一環。表面から見えない場所の工事のため、親木橋の姿は完成しても、見た目は変わらない。だが、日々行き交う大型トラックで振動しているこの橋も、一先ずは安心と言えそうだ。

Photo_1125 親木橋の工事は終わった。しかし、電線地中化工事に始まった国道一号線絡みの工事は今も昼夜を問わずに続いている。親木橋から森戸川上流に架かる富士見橋の拡幅工事は、日々クレーンが頭上を舞っている。25日(月)からは、JR国府津駅前広場の整備に伴う「バス進入路」の工事が始まる。立て看板の設置とともに、周辺住民宅や商店に工事開始を知らせる回覧板が回っている。工事予定期間は約3か月。道路の延長は約30mで、それほど長くはないが、国道沿いのガケを切り開き、民家や商店沿いの道路を深く掘削する、<切り通し道路>。何よりも事故が無いことを祈るばかりだ。

 国府津の町は、まだまだ、工事の真っ只中にある。  

2007年6月19日 (火)

神奈川のタクシー 全面禁煙

 神奈川県内を走るタクシーが、7月11日から全面禁煙になる。対象車両Photo_1119は、(社)神奈川県タクシー協会(約1万1000台)と神奈川県個人タクシー協会(約2800台)の計約1万3800台。実施日は夏の交通安 全運動初日に合わせた。関係団体は今、各タクシーにステッカーを貼ったり、タクシー乗り場に案内ポスターを掲げ、喫煙家に対するPRに必死である。タクシー全面禁煙化は全国的な動きで、「5月に名古屋で一部スタートし、6月から長野、大分、7月に神奈川で全面実施。また、時期は未定だが千葉、富山、岡山でも全面導入の予定」(asahi.com)だ。Photo_1118

 受動喫煙防止対策として、鉄道やバスでは禁煙化が進み、病院をはじめとする公共・民Photo_1120間施設でも禁煙・分煙化が進んでいる。平成15年5月施行の「健康増進法」によって、「不特定多数 が利用する公共機関」として、タクシー業界もその努力義務が課せられている。こんな動きの中で、タクシーの禁煙化へ弾みをつけたのが、平成17年2月の「タクシー乗務員の受動喫煙被害訴訟」の東京地裁判決。「狭いタクシー車内では分煙が不可能。乗務員(運転手)の受動喫煙防止について、タクシー事業者は安全配慮義務を負っている」との判断が示された。

「タクシー車内がたばこ臭い」。高齢者や女性Photo_1121、通院療養中の患者達から、苦情や改善を求める声が多かったという。たばこを吸わない私もその一人である。消臭剤や空気清浄機を取り付けているタクシーもあるが、たばこ臭の完全除去は難しい。全面禁煙化が、こうした利用者の声に加えて、<身内からの訴訟>が重みを持ったことが興味深い。

 全面禁煙化と言っても、<違反者>に特に罰則はないのだろう。タクシー利用者には、いろいろな人がいる。始末に負えないのが酔っ払いではなかろうか。「たばこくらい吸わせろ--」。絡まれる運転手も大変である。運転手にとって、自分のためでもある。タクシー車内禁煙を、ぜひスムーズに進めて欲しい。

2007年6月18日 (月)

発見 ! 娘の自転車

「見つかりましたよ。盗まれた娘の自転車が---」。Aさんの話である。娘さんは、今年入学したばかりの高校一年生。小田原市近郊の高校に通っている。入学当初は、JR東海道線の駅からバス通学をしていた。しかし、本数が少ないために、間もなく、駅-学校間は自転車通学に代えた。その自転車が5日ほど前に、学校の自転車置き場から盗まれた。高校生本人が警察に盗難届けを出した。自転車盗難は日常茶飯事。よほどのことがない限り戻って来ない。Aさん夫婦と友人の3人が日曜日の6月17日午後、捜しに行って、運良く発見したと言うのである。

 自転車盗難後、娘さんはバスのプリペイドカードを買って通学していた。高校生とはいえ学校の費用は大変である。自転車の価格は約1万6000円。バスの定期券を買うか、それとも新しく自転車を買うか。数日中に決めることにし、その前に一度、自転車を捜すことにした。日曜日は娘さんはアルバイト。Aさん夫婦と奥さんの友人の計3人で出向いた。Aさん夫婦は、娘の自転車がどんなものかうろ覚えで、登録番号だけが頼りだった。JR駅前に自転車置き場があるが、これまでの<体験者>の話から、まず、そこには放置されていないという。そこで、駅周辺と通学路沿いの建物周辺を歩いて回った。約2時間半、小学校わきの小路に乗り捨ててあった。二つ付けていたカギは、当然ながら壊されていた。軽トラックで運び、警察に連絡することにしたという。

 自転車と並んでバイク盗も多い。バイクの場合、ある時間放置されていると発見者が不審に思い通報する。自転車への関心は薄い。警察も盗難届けは受理しても、わざわざ捜すことはしない。盗難に遭った本人もたいがいあきらめてしまう。Aさん達の<捜索>は稀有なケースであろう。「娘に責任はないし、悪いわけではない。ただ、盗まれて何とも思わないのは困る。きつく注意した」とAさん。娘さんにとっては、泣き面にハチの思いだろう。許せないのは盗っ人である。問題は犯罪意識。自転車泥棒はまるでゲーム感覚で、罪の意識がまことに薄いというより、無いのである。昨今の重罪事件の原点も、悪いことをしているという、この罪を犯す<加害意識>の希薄さにある。

 たかが自転車泥棒。されど許せない犯罪。娘さんの自転車盗難事件とAさん達の行動。いろいろと示唆に富んでいる。

               ~追 伸~

 ある人が18日、ある所で、こんな話を聞いてしまった。「また、(自転車を)盗んで帰ろうか」。---願わくば、空耳(そらみみ)であって欲しい。

2007年6月17日 (日)

クジラ料理と三味線

Photo_1111  まさか三味線の音をバックにして、クジラ料理を味わえるとは思わなかった。6月16日夕、神奈川県中井町にある博物館「江戸民具街道」(秋澤達雄館長)で、クジラ料理を<肴>(さかな)に、一時を過す集まりがあった。秋澤氏の女婿が東京・築地の水産会社に勤めていて、そこでクジラ やサカナを入手した。「家族だけではもったいない」というわけで、秋澤氏が博物館仲間やジャーナリストら友人・知人10人を呼んだ。部屋は古時計やからくり人形、浮世絵などに囲まれており、蝋燭(ろうそく)も灯されるなど独特な雰囲気。<勇魚>(いさな=クジラの古名)という名前が私の脳裏Photo_1113をよぎった。

 「ベーコン」、「サエズリ」(舌)、「鹿(か)の子」(下あご)、「百尋(ひゃくひろ)」(小腸)、「さらしクジラ」---。クジラと言えば「赤身」の肉が一般的だが、「普段あまり馴染の無いものを用意した」とは女婿氏の話。皿に盛られた品々を一目見た時、ベーコンに吸い付けられた。今では貴重で市販価格も値がはる。これは別のところの情報だが、最近、「本皮」を利用した<皮ベーコン>が開発され、「オーロラ」の商品名で販売されているという。これだと値段がほぼ三分の一ですむらしい。私は個人的に、ベーコンにはそれほど食指が動かないが、値段のことを考えれば、やはり気になった。私は読売新聞記者時代に、商業捕鯨終盤の南氷洋捕鯨に同行取材している。今もクジラ関係者と交流しており、この日、国際捕鯨委員会(IWC)の動向を含めた何点かのクジラ関係の資料を皆さんにお渡しした。Photo_1112

 話題は、もちろんクジラに限ったことではない。東京から駆けつけた元神奈川県立生命の星・地球博物館長、史談会会長、一念発起して今年74歳で定時制高校を卒業した元サラリーマン、現役およびOBの新聞記者ら、それぞれの人生の体験にPhoto_1114基づいた話は奥深い。その中の一人が彫刻家で大学講師のN氏。趣味が三味線と言うが、それも紅檀の手作り。象嵌、螺鈿(らでん)が施されており、半端ではない。この<荷物>のために車でやってきた。で、お酒は飲めない。同情?されつつつ---津軽じょんがら節から瞽女(ごぜ)の曲まで、二つの撥(ばち)を使いわけての演奏に拍手喝さい。背後に揺らめくPhoto_1116蝋燭の灯火が、「プロ級の腕」に幽玄さをかもし出していた。

 N氏は毎朝5時から一時間、自宅(神奈川県二宮町)近くの海岸で練習しているという。これを聴く<常連客>もPhoto_1115多いらしい。二宮町は国府津の隣り町。早起きさえできれば、私も一度は聴いてみたい心境だ。一方、江戸民具街道。江戸から明治の庶民の生活を伝える資料が約5000点も展示されている。秋澤氏は時々、テレビに引っ張り出され、灯火器具の使い方を披露している。照明学会のメンバーも時々訪れている。皆さんには、ぜひ一度、ご覧頂きたい。---クジラは、思わぬ出会いを運んでくれる。

2007年6月16日 (土)

合言葉は、「クールビズ」

Photo_1109  チム・マイナス6%」は、今年もまた、<クール・ビズ>を呼びかけている。6月22日~24日の3日間は、「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を実施する。

【1新しい クールビズ啓発ツール展開中!

 チーム・マイナス6%では、地球温暖化対策として、夏のオフィスの冷房温度を28℃にしても、涼しく、快適に、格好良く働けるビジネススタイル「クールビズ」を2005年から推進してきました。3年目を迎えるこの夏は、更なる普及・定着に向けて、既に実施している企業等には、更に踏み込んだ実施を、まだ実施していない企業等には第一歩を踏み出すことを“チーム“で呼びかけます。合い言葉は、「私も クールビズ してます」。

 この夏の「クールビズ啓発ツール」として、オリジナルポスターや、IDカードホルダ用データが、ダウンロードいただけます。貴団体の名称を入れるなどカスタマイズも可能です。これらのクールビズ啓発ツールを活用していただき、是非、職場等でクールビズの呼びかけにご協力ください。「クールビズ啓発ツール」のご使用にあたっては、「クールビズ」へのご賛同をお願いしております。

■「クールビズ啓発ツール」についてはこちら
    http://www.team-6.net/coolbiz/Photo_1110

【2】~CO2削減/ライトダウンキャンペーン~
     告知・啓発ステッカーを無料配布します!

 多くの団体が連携し、今年も6月22日(金・夏至の日)~24日(日)の3日間、「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を実施します。特に、チーム員である環境省では、6月24日(日)の夜を「ブラックイルミネーション2007」と題し、20時~22時の2時間、全国のライトアップ施設に対し電気を一斉に消すことを広く呼びかけています。昨年のライトダウンキャンペーンには、39,845箇所の施設が参加しました。

 環境省は、この「CO2削減/ライトダウンキャンペーン」を呼びかけるステッカー(縦1cm×横15cm)を作成し、希望するチーム員企業・団体に無料配布しています(郵送無料)。ステッカーは3枚を1セットとします。希望される企業・団体におかれましては、下記URLの申請フォームに必要事項を記載のうえ、希望セット部数を申請願います。送付可能か否かのご連絡は、発送をもってかえさせていただきます。是非、職場・学校等での呼びかけにご協力ください。

CO2削減/ライトダウンキャンペーンについてはこちらから
 http://www.wanokurashi.ne.jp/act/campaign/index.html

ステッカー希望の方はこちらから
 http://www.team-6.jp/report/news/2007/06/070613b.html 
 
【3「エコドライブ10のすすめ」ムービー公開中!

 チーム員である環境省は、ドライバーへのエコドライブへの取組意識を高めるため、エコドライブ普及連絡会(警察庁、経済産業省、国土交通省、環境省)が平成18年10月に策定した「エコドライブ10のすすめ」を分かりやすく説明したDVDを作成しましたので、希望する企業団体に対して、このDVDの貸出しを行います。DVDの内容は、「エコドライブ10のすすめ ムービー編」としてチーム・マイナス6%HPで公開中です。

 http://www.team-6.jp/report/news/2007/06/070606a.html

2007年6月15日 (金)

小田原に棲む哺乳動物

  ニホンサル、ニホンシカ、イノシシ、タヌキ、キツネ、アナグマ、イタチ、テン、ハクビシン、ムササビ、ウサギ、ネズミ、モグラ、コウモリ---。日本に棲息(せPhoto_1105いそく)する哺乳動物は58種類。その中で、神奈川県内に34種おり、上述の動物達が小田原に棲(す)んでいるという。6月14日に開かれた「おだわらシルバー大学」の授業「小田原の動物」講座の講師・広谷浩子氏(神奈川県立生命の星・地球博物館=哺乳類担当学芸員)の話である。小田原は山地から岩礁海岸まで豊かな自然に恵まれ、生物も多様だという。博物館発足当初から12年間、小田原の自然を見続けてきPhoto_1106た広谷氏の感想である。そんな動物達にとって、箱根山はバリア(障壁)になっており、箱根山の東と西では種類が違うらしい。例えばモグラ。箱根山の西側は「コウベモグラ」で、東側は「アズマモグラ」と別種だそうだ 。一方で、餌付けの影響で箱根山のサルが小田原の市街地に下りてきており、ニホンシカも分布域を広げている。小田原市は現在、箱根山への<サル追い事業>を実施、また、西湘バイパスにはPhoto_1108「シカに注意」の看板が掲げられている。しかし、広谷氏が言うには、小田原は<イノシシの町>で、サルの被害より始末におえないと強調している。広谷氏は駆除されたイノシシの現場に出向き、博物館に引き取ることもあるが、一頭200Kgもあり、一人ではなかなか手に負えないと嘆いていた。人間と野生動物の共存はのぞましいことではある。とは言え、動物による農作物などへの被害は想像以上に大きい。「有害鳥獣の駆除」。きれいごとではすまされないのが現実である。原因は人間側にあるのが多いのだが---。

 この日、私は広谷氏に会うのを楽しみにしていた。一年前の2006年6月13日、私はミンククジラの胎児標本を博物館に寄贈した。商業捕鯨時代に南氷洋捕鯨に同行取材した。その時、農林水産省(当時)の監督官の許可を受けて、母船に同乗の科学者に胎児をびんにホルマリン保存してもらった。読売新聞時代の話である。異動・転勤などでそのままになり、寄贈先も決まっていなかったが、私がメンバーの「魚(うお)の会」の事務局が神奈川県立生命の星・地球博物館に設置されたことから、「魚の会」のメンバーを経由して博物館に寄贈した。担当が広谷氏だった。

 「貴重な資料を寄贈いただきありがとうございました。標本は、瓶を当館の液沁用のものに交換し、標本は一度洗った後、新しいアルコールを入れた収蔵庫に配架致しまPhoto_25した---」。彼女から丁重な礼状とともに、標本番号が記されていた。その標本が今どうなっているのかを知りたかった。広谷氏の話によると、まだ標本室にあるが、希望すればいつでも観れるという。標本番号は、「KPM-NI003732」(一番大きな固体)、「KPM-NI003733」(中くらいの固体)、「KPM-NI003734」(一番小さな固体)。私は、できるだけ早い機会にクジラ達と<再会>したいと思っている。

 神奈川県立生命の星・地球博物館では年間に50本以上の講座を開いている。夏休みには小中学生対象の講座もいろいろ開かれる。7月21日からは特別展「ナウマンゾウがいた~温暖期の神奈川~」が開催される。皆さん、<クジラ標本>もぜひ観てほしい。

2007年6月14日 (木)

ご注意!!<水道詐欺師>

 小田原市暮らし安全課からの安心・安全メール。    (水道局からの情報=6月13日午後5時56分入電)

 栢山及び寿町地内において、水道局の職員もしくは、水道局から依頼されたと詐称し、水道水の検査をする業者が現れたとの通報が6月13日に3件ありました。

 業者は、「近隣で濁りが出ているので、検査をさせてほしい」、「水道水が原因で肌荒れがひどくなったという苦情が水道局に3300件も来ている」と話し、そのうち1件では室内に上がって、水道水の検査をしたとのことです。

 水道局ではこのような検査の実施もしくは業者への依頼はしておりません。水道局員が検査を行なう場合は、必ず職員証を携帯しておりますので、不審な場合には職員証の提示を求め身分を確認するか、水道局へ問い合わせて下さい。

 小田原市水道局(0465-41-1202)

2007年6月13日 (水)

夢は 「お月さま」 へ

セレーネの打上げ迫る
 いよいよ月に向かって日本が発進します。8月にH-IIAロケット13号機に搭載された月探査機セレーネは、種子島宇宙センターから地球を後にします。人類の長年の友である「お月さま」は、とりわけ日本人にとっては昔から大切な天体でした---。(的川泰宣氏からのメールが届いた)

 世界最古のSFとも言われる竹取物語に因んで「かぐや」と名づけられたこの探査機は、発射後45分32秒にロケットから分離されて一人旅に移ります。H-IIAロケットは、従来はJAXAが打上げ全般を取り仕切っていましたが、今回からは打上げの執行責任は三菱重工業が担い、安全管理の責任をJAXAが受け持ちます。衛星は主衛星と2つの子衛星からなり、目的は大きく見て二つあり、「月の起源と進化の解明」と「将来の月面開発と資源利用をめざす技術の開発」です。またNHKのハイビジョンカメラも積まれています。

 主衛星は2m×2m×5m(高さ)の四角柱で、三軸制御。パワーは3.5kW、ミッション期間は1年です。目標軌道は高度100kmの(円)極軌道です。一方二つの子衛星はいずれも50kgの八角柱で、70cm(さしわたし)×1m(高さ)のスピン安定の衛星。寿命は同じく1年で、こちらは高い楕円軌道を描きます。発射の1時間後あたりに太陽電池を展開し、その後20日くらいで月周回の長楕円軌道に投入され、+40日くらいで100km円軌道投入、その後に子衛星が分離されます。+3ヵ月までにバス機器とミッション機器を点検し、観測データの取得を始めます。ただしそれまでにも少しは試験撮影しますから、状況を見て画像は公開されるでしょう。月に行く途中のハイビジョン画像も、どう処理するかはNHKと調整中です。

 科学の目的としては、(1) 月の起源と進化(月の科学)(2) 月面環境(月での科学)(3) 月の軌道を利用する電波科学という三つがあります。「かぐや」の1年間は、現在非常に確かなことと言われている「45億年前に地球が誕生した頃に生まれたこと」「今はすっかり冷えたが昔は熱かった」という二つのことを土台として研究が進められます。
 
 これまで、「月と言えばアポロ」というぐらいに、月のことは1960年代から70年代初めにかけて展開されたアポロ計画によって、あた かもすべてが詳しく解明されたかのような噂が飛び交っていたわけですが、実はアポロ計画の成果はそれほどすべてにわたっていたわけではありません。アポロ以後、月にいったミッションとしては、日本の「ひてん」、アメリカの「クレメンタイン」「ルナー・プロスペクター」、ヨーロッパ「SMART-1」の4機を数えるのみであり、そのいずれも、今回打ち上げる「かぐや」ほど徹底して月の科学研究を実施したものはありません。

 「かぐや」の後には、中国の「嫦娥」(Chang-e)、インドの「チャンドラヤーン」drayaan)がつづき、さらにアメリカとロシアの月探査機も後を追うでしょう。その意味で、アポロ以来最大の月ミッションである「かぐや」の成果こそは、これからの人類の月へのチャレンジの下敷きに据えられる、世界にとって極めて大切な仕事になります。次週から、その画期的な観測研究の概要を少しずつ紹介することにしましょう。(YM)

2007年6月12日 (火)

創刊 「あしがら新聞」

Photo_1101  「あしがら新聞」が創刊された。このほど、2月5日付けの創刊号から6月5日付けの第13号までが、まとめて送られてきた。会社名は「足柄新聞社」。神奈川県開成町にあり、発行人は山田行雄氏。毎月5日、15日、25日発行の2ページ建ての旬刊紙。新聞経営は難しく、特に地方紙・地域紙の廃刊が目立つ。それだけに創刊は珍しい。「団塊世代の一人。群集にまぎれる前に走りだそう。幅広い世代と地域に活力を与えるような紙面をつくりたい」と、山田氏は周囲の声に押されて創刊を決意したという。題名は、神奈川県松田町の元衆議院議員・中村瞬二郎氏が発行していPhoto_1102た「足柄新聞」にあやかって付けた。中村氏は私財を投じて町の発展に尽くした人。「地方自治、環境、教育、福祉、文学---等々幅広い取材を通して、足柄の今を見つめ、その背後の歴史を掘り起こして潤いのある地域づくりに貢献したい」。山田氏の創刊の想いである。

 主な中身は---。一面は選挙、それに続く議会、各市町の新年度予算な2_3どのニュースが目立つ。創刊間もなく統一地方選挙があったことによる。そんな中で、街の話題とともに私の目をひいたのは、4本Photo_1103の連載記事。「白秋が愛した小田原の街」(前南足柄市郷土資料館長・杉山幾一氏)、「大江戸ものづくり」(おもしろ体験博物館 江戸民具街道館長・秋澤達雄氏)、「山と川と活断層の郷(さと)足柄 風のたより」(元温泉地学研究所所長・平野富雄氏)、「1250年御鎮座の由来を訪ねて 箱根山縁起物語」(箱根神社宮司・濱田進氏)。それぞれ月一回の執筆だが、バラエティに富んでおり、次回が待ち遠しい限りだ。

Photo_1104 江戸民具街道の秋澤氏は「あしがら新聞」応援団の一人。私は以前からお付き合いを させてもらっている。今回の私への新聞送付は、秋澤氏の配慮による。発行人の山田氏は元NTT社員。12年前にマスコミに転職し、「神静民報」(本社・小田原市)の足柄地区を中心に取材活動を続けていた。私は現在、神静民報を講読しているが---それはともかくとして、山田氏は今年独立したわけである。

 山田氏本人の思いは、コラム「一粒万倍」(意味=わずかなものでも粗末にしてはいけない)に毎回書いている。取材エリアは、神奈川県西地区の小田原、南足柄の2市と中井、大井、松田、山北、開成、箱根、真鶴、湯河原の8町に及ぶ。関係市町の議員有志によって大型合併が検討されている地域だ。「IT時代における活字文化の大切さを認識し、取材現場の声を集めた紙面と、インターネット『あしがらネット瓦版』により、<足柄>を全国に発信して行きたい」。山田氏はじめ「あしがら新聞」スタッフの一層の健筆を期待したい。

 「足柄新聞社」 〒258-0021 神奈川県足柄上郡開成町吉田島4293-16   電話090-6022-3722   電話&FAX0465-83-6751    メール:asigara.shinbun@nifty.com 月額1000円。一部350円

2007年6月11日 (月)

危険!!交差点

Photo_1100  青信号で横断歩道を自転車で渡っていた弟が、日曜日の10日午後、乗用車に接触されて転倒した。救急車で運ばれた病院での検査の結果、今のところ頭部に異常はなく、右腕の傷だけですんだ。乗用車が直進車線を間違えて、右折車線に入り、赤信号になったところで路線変更しよう として歩道に突っ込んできた。運転していたのは、レンタカーで友人達と神奈川に来た東京の50Photo_1093代の男性。全面的に自らの不注意を認めている。本人の道交法違反はそれなりに問われなければならないが、現場は常々「危ない 場所」と言われている県道 三叉路。わが家から約150mほど北側にある小田原市国府津の「第一森戸橋西側」交差点。危険な交差点はそこばかりではない。自宅から直径Photo_1095100mの範囲に3か所の危険交差点がある。

 一か所は、県道からわが家の前を通る市道に入って来る交差Photo_1094点。県道はバス通りで、県道をそのまま進めば信号がある。この信号待ちを避けるために、信号約5m手前を左折して市道を通って行く。いわば、バス通りの抜け道になっている。問題はスピード。私は玄関から市道に出ようとして危うくはねられそうになった。この一年間で交通量が増えた。同時に、周辺に家屋が建って子供Photo_1096達の姿が目立 つようになった。この子供達の事故が心配なのだ。

 一か所は、国府津小学校前交差点。児童の登下校時は父兄らが見守っている。気になるのは、放課後から校庭開放が行われている夕方から夜 の時間帯にかけての車のマナー。赤信号を無視して突っ走る乗用車やトラックを何台見かけたことか。この信号の一つ先にある信号が青の時、これに間に合わせようと、学校前Photo_1097の信号を無視するのだ。時には、歩行者が渡りかけても平気で通り過ぎて行く。帰路を急ぎ、気持がはやるのか。

 もう一か所は、JR東海道線沿いにあり、森戸川にかかる富士見橋交Photo_1098差点。工場や大型商店が並ぶ「巡礼街道」を走る車が、国道一号線へ向かうために朝晩混雑している。現在、富士見橋は拡張工事中のために通行が禁止されており、混雑に拍車をかけている。国道一号線の「親木橋」交差点まで、大渋滞することもしばしば。その影響で巡礼街道も車がつまり、ドライバーのイライラも募っている。交差点に差しかかると、横断歩道の人並みが切れる間をぬうようにして、スピードを上げて走って行く。どの交差点も三叉路で、何時事故が起きてもおかしくない状況にある。Photo_1099

  弟に接触した乗用車は、信号直前で右折車線から直進車線に変更したが、「直進車は左車線に寄るように」、何枚もの看板が中央分離帯に立っている。それでも車線を間違える始末だ。では、どうする? 現場の県道はほんの数年前に開通したばかりで、更に延伸工事中である。先ずは、信号を歩行者最優先に調節すること。また、右折、直進車線がはっきりわかるように黄線などで表示すべきだ。また、子供達が目立つ道路、住宅街の入り口には、他にも見られる「徐行運転」など注意を促す看板の設置が急がれる。場合によっては、関係者以外の「通行禁止」処置をとるべきだ。ドライバーのマナーに、今や期待することができないからだ。国府津は、今、工事中の町である。景観は損なわれるかもしれないが、当面は、歩行者の安全第一の看板掲示もやむをえない。

2007年6月10日 (日)

「仏像、大好き!」出版トーク

Photo_23  さぞかし、賑やかだったろう。田中ひろみ著「仏像、大好き」(小学館)の出版記念トークイベントが6月8日夕、東京・浅草のアサヒアートスクエアで開かれた。私は案内を頂いていたが、出席できなかった。田中氏は「日本参道狛犬研究会」の仲間。元看護師だが、絵を描く夢を捨てきれずにイラストレーターに転進した大阪女性。「仏像、大好き」は、何と16冊目の本という。これまでに、何冊かの本は購入したり贈呈されたりしているが、16冊目とは---。その精力ぶりは今回の著書の出版記念パーティーにも現れている。①東京・新宿の書店(5月24日)②大阪・堺市の商店(6月3日)③浅草(今回)④東京・渋谷の書店(6月16日)と、4回も。彼女のことは朝日新聞・6月9日付け夕刊「テークオフ」欄に顔写真付きで紹介された。仏像について分かりやすく書かれていることもさることながら、著書Photo_1091と同名の歌まで作ってしまった。元気を代表する<浪速女>の面目躍如といったところだ。

 田中氏の紹介は、彼女のホームページ「うさぎTV」に譲るとして、寺社巡りの話。今も昔も仏像見物はめんめんと引き継がれている。今は<見仏>という言葉が定着しているほどだ。多数の著書が出版され、テレビなどでも繰り返し放映されている。私は宗教にも関心があり、仏像好きの一人でもある。月刊誌「寺門興隆」(興山舎)を定期購読している。最近のテレビでは彫刻家・薮内佐斗司氏の「ほとけさまが教えてくれた仏像の技と心」(NHK教育TV「知るを楽しむ」この人この世界=4月~5月)が、印象に残っている。仏像修復も手がけている彫刻家ならではの話で、映像が仏像理解を深めてくれた。本では6月から「仏教新発見」という毎週木曜日発売の冊子が発行されている。

 さて、<浪速女>が作詞した歌。作曲はコマイナーズ---。「仏像、大好き 仏像、大好き 仏像、大好き BUTUZOU 大 大 大好き 頭のぼつぼつなのは 長い髪の毛がくるりと巻かれている 額の白いほくろに見えるのも じつは長い白い毛 手に水かきがある 多くの人々を救うために 頭のこぶは 智慧が詰まってるからもりあがったんだ 仏像には いろいろ種類があるんだ ね--」。以下3番まである。

 埼玉県内にあるお寺の修養道場に、私は約4年間(一回2泊3日・年三回)通っていた。ある時、若い坊さんがギター片手に来堂した。既に自作の曲をCD化していた。尼僧達の要請で、本堂で生演奏した。癒し系の音楽がブームだったが、本人云わく、「私のは、<悟り系の音楽>です」。---「仏像、大好き」は、何系に入るのだろうか。http://www.dogodog.com/music/0717.mp3  のアドレスで歌が聴ける。 

2007年6月 9日 (土)

5000万件の年金不明

Photo_1090  社会保険庁の納付記録の不明が約5000万件にのぼり、大きな問題になっている。「実態調査をし、早急に解決してほしい」(埼玉県・男30代、会社員)という質問に対する厚生労働省の副大臣・石田祝稔氏の回答である(安倍内閣メールマガジン・第32号=2007.6.7)より。写真上=年金相談の順番を待つ人たちで混雑する社会保険事務所・9日名古屋市で・読売新聞。

●回答 (厚生労働副大臣 石田祝稔)
 国民の皆様の老後にとって大切な年金につきまして、ご不安を与え、心よりお詫びいたします。一刻も早く全ての方々が本来受け取ることができるはずの額の年金を受け取れるように全力を尽くします。約5000万件の年金が消えたわけではありません。皆様の年金記録をもう一度確かめさせてください。
 平成9年の基礎年金番号導入前は、転職や結婚を機に、加入する年金が変更されることに伴い、年金記録が複数作られることがありました。

 例えば、学校卒業後に就職し厚生年金に加入、結婚後に退職して国民年金に加入、その後再就職して厚生年金に加入した方の年金記録については、お一人の方の記録が、(1)最初の就職の際の厚生年金の記録、(2)結婚後の国民年金の記録、(3)再就職の際の厚生年金の記録という3つの年金番号で管理されたままになっている可能性があります。
  このような基礎年金番号に結びついていない約5000万件の記録について、未処理のまま放置し、万一にも「受給漏れ」が発生しては、年金制度に対する国民の信頼がPhoto_22崩れてしまうと考えております。そのため、社会保険庁では以下の取り組みに直ちに着手することとしています。
   ・約5000万件について、来年5月までに名寄せを確実に実施したうえで、確認のためのお知らせを、年金を受給しておられる方々については、来年8月までに、これから年金を受給される方々については、再来年3月までに完了いたします。これと並行して、社会保険庁のマイクロフィルムや市町村が保有する記録と社会保険庁のオンライン記録との突き合せを計画的に実施し、進捗状況を半年ごとに公表します。
 ・近く年金を受け取る資格を得る方には、58歳時点で行う通知の際に、加入履歴をお知らせいたします。また、将来年金を受け取る若い方には、毎年納付保険料と受け取り見込額をお知らせする「ねんきん定期便」で、35歳および45歳時に加入履歴をお知らせいたします。   
 ・受給資格のない方、亡くなった受給者の遺族の方にも丁寧に対応させていただきます。
 年金記録の相談については、土曜日・日曜日を含めて24時間対応する電話相談を実施するとともに、社会保険事務所による来訪相談については、平日は毎日午後7時まで受け付けるとともに、休日は今月9日及び10日の土日も受け付けるなど、相談体制を強化しております。また、社会保険庁や市町村に記録がなく、ご本人にも領収書などの確かな記録がない場合であっても、銀行通帳の出金記録、元雇用主の証言などをもとに、第三者委員会で判断していただくことにしています。この第三者委員会は、今月中に設置することとしております。さらに、外部有識者の検証委員会を置き、これまでの年金記録の管理・事務処理に係る問題について、経緯、原因、責任の検証などを行います。

 国民の皆様には大変ご心配をお掛けしておりますが、こうした取り組みを全力を挙げて実施し、「国民の視点に立って」丁寧に対応してまいります。厚生労働省・社会保険庁の対応につきましてご不満な点がございましたら、遠慮なくお申しつけください。

編集部注)年金に関する電話相談は、ねんきんダイヤル:0570-05-1165で受け付けているとともに、11日(月)からは年金記録専用のフリーダイヤル:0120-657830でも受付いたします。
※年金記録問題について(社会保険庁HP) 
http://www.sia.go.jp/top/kaikaku/kiroku/index.htm
※プロフィール
http://www.kantei.go.jp/jp/abefukudaijin/060927/14isida.html

2007年6月 8日 (金)

弁護士、初の「証人席」体験

 「証人席に座ってみると、やはり相当な圧迫感を感じる。---法廷慣れした私もさすがに緊張した」。名古屋在住の弁護士が、証人として初めて尋問を受けた時の体験報告である。豊川の幼児殺し事件の控訴審で、逮捕直後の接見の様子を聴かれたのだ。被告人本人が自白した経緯が問題になったために、国選弁護人である弁護士が呼ばれたのだ。逮捕は何年も前で、記憶は結構薄れている。「---証人が嘘をいっているというより、証人自身がそのように記憶している、もしくは信じている」、「証人席で嘘を言うことは、通常の人ではかなり難しい」。これが、「私の実感だ」と弁護士は述べている。

 後藤昌弘特許法律事務所(名古屋市中区)の事務所報「GOTO RATENT&LAW OFFICE NEWSLETTER」(№211)に掲載されていた弁護士・弁理士の後藤氏の「50過ぎての初体験」による。メモを証拠に出せば、証言はメモを見ながら答えられるが、検察官がメモの証拠提出に同意しなかったために記憶に基づいて証言することになった。出廷前にその時のメモを読み、<相弁護人>の質問には事前に打ち合わせもしている。それでも、「いざ証言台に上がると、質問の趣旨が咄嗟に理解できないこともあった」と。「横の弁護人席から見ているとときは全く感じなかったが、真正面から見あげると、裁判官席は実に高く感じる。3人の裁判官がじっと見つめ、左横から検察官が見つめる。そんな席で質問に答える」ために、それだけで緊張するという。

 「私は早口なので、証言については極力名古屋弁をつかわず、ゆっくりとしゃべるつもり」が、結果は反対になった。同じ一時間の尋問でも通常の5割増しの分量になったと、速記官に言われたという。「先生、ガンガラガンに予定が入っているというのは、予定が一杯か、がらがらに空いているか、どちらですか」と聞かれたいう。「予定が一杯」の意味だが、自らの思いとは別に、名古屋弁丸出しだったというわけだ。

 「これまで証人席に座られた皆様から詳しくご感想を伺うことはありませんでしたが、勝訴するためにやむを得ないこととは言え、今更ながら、大変な思いをさせてきたのだと痛感しています」。「今後の尋問の糧とさせていただきます」---.。ベテラン弁護士をしてこの思いである。私は新聞社時代に司法記者として何回も裁判、法廷取材をしている。証人席に立った体験はない。被告人、民事でいえば原告の立場を含めて、彼らの実感を直接とらえることは難しい。広く言えば、今回の後藤氏の体験を新聞にあてはめれば、「書かれる立場と書く立場」について、示唆に富んだ話である。

2007年6月 7日 (木)

樹下の狛犬

Photo_1083  なんとも優雅たたずまいである。天蓋というか和傘を差しかけられる住職、いや、仏画に描かれた菩提樹の下のお釈迦様か。静岡県小山町にある熊野神社の狛犬。石段を上って見渡す境内から飛び込んでくる阿像の姿は、そんな雰囲気を漂わせていた。

 久しぶりの狛犬探訪だ。熊野神社は友人の情報による。JR御殿場線「駿河小山駅」から歩いて20分余。中学校校庭の隣にある。狛犬の大きさは約50cm。阿像は一頭の子獅子を抱え、吽像は玉を抱えている。耳が垂れ、巻き毛が 特徴の、狛犬仲間で呼ぶところの「江戸タイプ」。台座に「明治四十二年十二月 小Photo_1084田原 石工 青木濱太郎」とある。小田原は私が住んでいるところ。小田原市板橋に青木石材店がある。江戸時代からの石材商で、石工はここの関係者か。石工の名前は読み取れたが、奉納者の名前は刻字がかすれてはっきりしない。小山町観光協会にあった資料によると、「富士紡績小山工場倉方一同」、「明治四十三年八月 日韓併合記念」とあった。狛犬の制作年月日と奉納の時期が8か月もずれている。詳しく見たわPhoto_1085けではないが、奉納の趣旨が台座に刻まれているかかどうかもわからない。

 これまでの狛犬探訪の体験から言えば、台座の刻字が「奉納の日」とみられ、神Photo_1087 社に記録があれば、その刻字と同じ日になっている。詳細は改めて調べるしかないが、「日韓併合記念」というの も、私にとっては初めてだ。その建立の動機は別にして、私が今回魅(ひ)かれたのは、遠目Photo_1086からの阿像のたたずまい。和傘のような覆いは柘植(つげ)の木。吽像に覆いはなく、ちょっとバランスを欠くが、阿像を見飽きることはなかった。

 天気の良い日、私は時々、JR「国府津駅」から御殿場線に乗って、車窓から富士山の眺めを楽しんでいる。狛犬探訪は「沼津駅」に向かう途上で行っている。小山町だけで狛犬が鎮座する神社が12社もあると聞いた。御殿場線沿線の町々で、数多くの狛犬が見られるのではないかと思う。途中下車が楽しみである。

2007年6月 6日 (水)

バイオエタノール燃料

Photo_21  「バイオエタノール燃料はなぜ環境によいのですか」(男、60代、無職、富山県)。安倍内閣メールマガジンは、官邸ホームページなどに寄せられた様々な質問に対して、各府省庁で行政を担当している副大臣・政務官が回答している。その一つを紹介する。

●回答 (経済産業大臣政務官 松山政司)
 バイオエタノール燃料は、サトウキビやトウモロコシなどの農作物や、稲わらや木材などの植物由来の原料から製造されます。植物は光合成により大気中から二酸化炭素を吸収して育つため、燃焼しても二酸化炭素を増加させません。このため、石油などの化石燃料に代えてバイオエタノール燃料を使用することは、二酸化炭素の排出を抑制することとなり、地球温暖化対策として有効な手段となります。京都議定書においても、バイオエタノール燃料を燃やしたときに排出される二酸化炭素は、排出されたものとみなさない、という取り扱いとされています。

 石油などの化石燃料に代えてバイオエタノール燃料を使用することは、二酸化炭素の排出を抑制することとなり、地球温暖化対策として有効な手段となります。ただし、現時点では、バイオエタノール燃料は値段が高く、供給量も少ないといった問題があります。また、トウモロコシなどの農作物については、食糧用と燃料用で競合し、食糧価格が高騰するといった問題も顕在化しつつあります。

 経済産業省としては、稲わら、間伐材、廃木材など、農作物と競合しない原料からエタノールを製造する技術や、バイオエタノールのコスト削減に向けた技術の開発、実証事業を積極的に行っています。特にに本年度からは環境省や農林水産省などと連携し、沖縄県宮古島において、宮古島産のサトウキビから製造されるバイオエタノール燃料をガソリンと混合し、宮古島内の自動車燃料として利用する大規模な実証事業を行うこととしています。私も実際に、現在稼働しているバイオエタノール燃料の製造過程を視察してまいりました。また、石油業界と協力して、バイオエタノールから製造されるETBEとガソリンを混合したバイオガソリンの実証事業を行っています。

 今後とも、経済産業省では、環境によいバイオエタノール燃料の開発を推進していきます。
※バイオマス・エネルギーについて(資源エネルギー庁HP)
http://www.enecho.meti.go.jp/energy/newenergy/newene05.htm
※「地域でつくる資源循環の輪"バイオマスタウン"」を政府インターネットテレビでご覧いただけます。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg832.html
※ 回答者プロフィール
http://www.kantei.go.jp/jp/abeseimukan/060927/22matuyama.html

2007年6月 5日 (火)

大学生と就職活動

Photo_1079  大変だなぁ、とつくづく思う。2008年(平成20年)、つまり来年3月に卒業する大学生の就職活動である。私は毎週水曜日に文教大学湘南キャンパス(茅ヶ崎市)に通っているが、講師控え室に入る前に必ず構内の掲示板に目を通している。目立つのは資格試験、会社の求人案内、入社試験のための説明会と模擬試験案内---等々で、時には立て看も並んでいる。就職活動の相談にPhoto_1080あたる「キャリア支援課」によると、来年の卒業予定者約800人のうち、これまでに200人近くの内定が報告されているという。既に内定が決まっていても報告がないものもあるらしい。景気が回復の兆しにあるのか、学生は<売り手市場>といわれる。とは言っても、必ずしも全員が自分の希望通りの仕事に就けるとは限らない。キャリア支援課には相談に訪れる学生の姿が跡を絶たない。

  「就職試験対策講座」(YESプログラム)が5月下旬に開かれた。参加は自由ということでPhoto_1081授業前に傍聴した。講師は社員研修やキャリア教育で全国の大学を講演して回って いる女性のA氏。「YES(イエス)プログラム」とは、「Youth Employability Supprt」の頭文字をとったもので、厚生労働省が若年就職基礎能力支援事業として打ち出したプログラム。コミュニケーション能力、計算・計数修得、文書作成・読解を問うもので厚労省の認定講座という。この日は「YESプログラム」の受講(8月)案内といPhoto_1082ったもので、3年生を中心に100人以上の学生が集まった。

 A氏によると、現在の若者の就労状況は、仕事の有る者と無い者に完全に二極化しているという。つまり、正社員として働く者と、「ワンコールワーカー」(時給労働者)に分かれていると言うのだ。大学生は当然正社員を目指している。その採用条件の一つとして、「質」の良い学生が求められているという。「コミュニケーション能力」があって、「ビジネスマナー」を備え、「学業成績が優秀」な者を言うそうだ。そんな三拍子揃(そろ)った学生が果たして何人いるのだろうか。そこで、私が関心を持ったのは5月までに既に内定者を決めた印刷会社の話である。採用予定者200人に対して、220人を内定したという。それでも、会社側は最終的に、「50人の内定辞退者を見込んでいる」そうだ。私には、どうもピンと来ない話であった。学生気質や世相の移り変わりというものだろうか。

 私はキャリア支援課から、主だった会社がこれまでの就職試験に出した論文・作文(論作文)のテーマの一覧表をもらった。職種によって様々だが、こんなのがあった。「自分のことを漢字一文字で表すと、どんな漢字ですか」というものだ。2社あった。イザ自分に当てはめると、結構難しい。学生達にもやってもらったが、苦戦している者が多かった。私のクラスは1年生から4年生まで60人(登録学生)。4年生の中には就職活動中の者もいる。私の担当は文章作成講座(テクニカルライティング)。就職支援とは直接関係ないが、「論作文のテーマ一覧表」を学生達に紹介したことは言うまでもない。

 YESプログラム案内を聞けなっかた学生のために、A氏の話を収録したビデオが授業終了後に流された。何人かの学生が熱心に聞き入っていた。多分、どこの大学も同じであろうが、学生の就職活動は、実質2年生後半から始まるという。本当に大変だなぁ、とつくづく思う。

2007年6月 4日 (月)

ロープウエー かまぼこの里

  Photo_1078 新緑から深緑へ。土・日ともなれば景勝地への人出が目立つ。箱根も例外ではない。架け替え工事(大涌谷駅-桃源台駅)のために一部運休していたロープウエイーが6月1日から、早雲山駅-桃源台駅間の全区間が開通、新ロープウエーとしての運行を開始した。箱根登山鉄道の「あじさい電車」も16日~7月15日まで箱根湯本駅-強羅駅間を走る。また、箱根Photo_1073の麓・小田原市風祭にあり、改装中だった鈴廣の「かまぼこの里」が15日に新装オープンする。箱根めぐりの定期観光バスは、これら施設の完成にともないルート変更をした。これまでとは少し変わった箱根が楽しめそうだ。

 箱根を初めて訪れる友人達を、私は以下のコースで案内しPhoto_1077ている。JR新幹線「小田原駅」(東海道線、小田急線も)からまず「箱根湯本駅」に向かう。そこから、箱根登山鉄道で→「強羅駅」へ。次はケーブルカーで「強羅駅」→「早雲山駅」。ここでロープウエーに乗り換え、「早雲山駅」→「桃源台駅」へ。ロープウエーは「大涌谷駅」で途中下車して大涌谷を見学。桃源台駅に着いたら、芦ノ湖畔の「桃源台港」→「箱根町港」へと<海賊船>で芦ノ湖を渡る。「箱根町港」からはバスで十国峠経由でJR熱海駅に向かう。乗物も様々で特に子供連れや外国人に喜ばれている。日帰りも良し、一泊も良しで、当然、私も四季折々の箱根を満喫している。 Photo_1076

 「かまぼこの里」のオープンは鈴廣のメールマガジンで知らせてきた。「買う」「食べる」に加えて、「遊ぶ」など<食の体験型スポット>を目指している。ここは、正月の風物詩「東京-箱根間大学駅伝競走」、いわゆる箱根駅伝の中継地となっている。改装中は駅伝コースが変更されたが、来年の正月から元のコースに戻るのだろうか。<天下の険>---箱根は見所満載である。

2007年6月 3日 (日)

日本、IWC脱退を示唆

 「堪忍袋の緒が切れた」というのか、「緒を切った」というべきか。米アラスカ州アンカレジで開かれていた国際捕鯨委員会(IWC)の年次総会最終日ので5月31日(日本時間6月1日)、日本政府代表団はIWCからの脱退を示唆した。反捕鯨国との合意形成の可能性がほとんどなくなったためで、「資源管理機関としての役割を取り戻す最後の機会を失った。忍耐も限界だ。脱退や新機関の設立、沿岸小型捕鯨の再開なども考えざるをえなくなる可能性がある」(中前明・水産庁次長)と、初めて<脱退>に言及した。この<脱退発言>を反捕鯨国がどう受け止めるか、また、日本国内の漁業関係者や外交にも微妙な影響を与えそうだ。

 IWC加盟国のうち捕鯨支持国が36、反捕鯨国が41。総会での決議は4分の3以上の賛成が必要。クジラ資源について、捕鯨支持国は「科学的データに基づく持続的利用」を求めているのに対して、反捕鯨国はクジラを水産資源とみなさないで、ただ保護だけを主張している。1982年(昭和57年)の「商業捕鯨の一時停止」(モラトリアム)決議(実施は1986年)以来、日本の科学的調査に基づく<捕鯨再開>への道に通じる提案は、数の原理でことごとく退かれており、IWCは機能不全に陥っている。こうした状態から、日本国内の関係者から「脱退」を求める声が以前からあがっていた。しかし、他の漁業への影響や、電気製品など日本製品ボイコットを心配する動きを配慮して、捕鯨関係者はIWCに留まって「体制内での改革」を目指して、20年以上にわたり地道な努力を続けてきた。

 しかし、そんな努力と関係なく、マグロの捕獲規制が強化されるなどの国際規制が多方面に及んできた。つまり、クジラ問題とは別の次元で国際規制が進んでいるのだ。とは言え、捕鯨関係者は「無用な対立を助長したくない」と、今年のアンカレッジ会議では、「沿岸小型捕鯨枠の要求」提案を自主的に取り下げた。総会では86年から実施されているモラトリアム支持決議が賛成37、反対4、棄権1の賛成多数で採択されたが、日本を含む捕鯨支持国26か国は投票に参加しなかった。昨年のセントキッツ・ネービス会議では、「モラトリアムは必要ない」という捕鯨支持国の提案が一票差で採択されたのだが---。予想通り、アンカレッジ会議では反捕鯨国側が巻き返したのだ---。

 日本国内でIWC総会は過去2回、京都と下関で開催されている。2009年の総会開催地として横浜市は昨年立候補を表明していた。しかし、中田宏市長はアンカレッジ会議で立候補辞退を明らかにした。横浜の開港は、米国が捕鯨船の物資補給のために、日本に開国を迫ったのがきっかけだった。09年は開港150周年の記念の年にあたる。市長は「政府の対応と矛盾しないよう、開催地として名乗りを上げることは不適当と考えた。IWCの状況が改善したら、横浜開催を検討したい」とコメントしている。

 日本は「脱退」を示唆したものの、直ぐに行動に移すつもりはないようである。総会では、「日本の調査捕鯨船に対する環境団体の過激な抗議行動を加盟国の国内法で規制する」提案や、「IWC正常化への方策を話し合う会合を次回総会前に開く」提案が採択されている。日本は「今後の議論を注意深く見守る」方針だが、その政府の対応を、また我々も「注意深く見守りたい」---。

2007年6月 2日 (土)

酒匂川 アユ釣り解禁

Photo_1071  なんとものんびりした風景である。酒匂川のアユ釣りが6月1日に解禁された。足柄大橋からの眺めだ。川の両側から竿を垂れる人、流れの中に立ち込む人。その姿は何100mに渡るのだろうか。聞けば、釣り人の数は前年に比べて少ないという。酒匂川漁業協同組合などの話によると、前日の雨による増水や冷え込みが太公望の出足を鈍らせたらしい。釣果もおもわしくなく、小田原市内のある釣具店に立ち寄った男性は、「一匹も釣れなかった」とぼやいていた。それでも、アユ釣Photo_1068りファンにとっては待望の季節を迎えたわけで、釣り談義に花を咲かせていた。そんな中で、私の脳裏に浮かんだのは、昨年8月の釣り人の遭難事故だ。

 2006年8月17日午後。集中豪雨による増水のために、山北町から小田原市にかけての酒匂川で、アユ釣りの2人が死亡し、22人が救助される水難事故が発生した。その日、私は「おだわらPhoto_1069シルバー大学」の仲間と、「足柄大橋」から、下流の「報徳橋」までの右岸の堤防を歩いていた。自主研究「霞堤」を知るためだった。事故は、私達が「報徳橋」に着いたころに発生した。原因の一つは、静岡県側の上流での急激な増水情報が下流の釣り人の伝わって来なかった「情報連絡体制」の不備。その後、関係機関が協議して連絡体制を確立し、流域にある防災放送が一層Photo_1070利用される体制も整えられた。酒匂川漁協の「2007年度酒匂川あゆ釣場案内略図」は、「上流での突然の大雨により川の急激な増水に注意して下さい」と、赤字で釣り人の注意を促している。

 アユ釣りの期間は、6月1日~10月14日と、12月1日~12月31日まで。この間に、「海産鮎」10万尾、「人工鮎」50万尾、「ビワ湖産鮎」60万尾の計120万尾以上のアユの放流が計画されている。釣り人に対する安全対策は一歩進んだが、やはり自分の身は自ら守らなければならない。「自然はやはり怖い」。趣味のアユ釣りで命を落とすことがあっては、何のための趣味かわからない。

 ---所用で静岡県小山町に行った帰路に足をとめた「足柄大橋」から、アユ釣りに興じる釣り人の姿を見ながら、私はそんなことを考えていた。

2007年6月 1日 (金)

JR国府津駅前広場 整備へ

Photo_1059  JR東海道線「国府津駅」前広場の整備工事が、いよいよ始まる。早ければ今月中に着工の予定だ。国道一号線(東海道)と広場を結ぶ取り付け道路(バス進入路)にかかる土地買収が成立したためだ。既に広場を取り巻く関係者に対して、「整備事業計画平面図」「工事期間中の一般車・タクシー乗降計画図」「工事工程表」(予定)を明らかにしてPhoto_1065いる。進入路工事の施工業者も決まった。広場は、シェルター付きの2レーンのバス発着所を中心にロータリー化するもの。進入路はバス専用で、それも広場への一方通行となっている。完成、共用開始は平成20年、つまり来年春の予定である。

 進入路は「新設道路築造工事」と呼ばれる。現在、広場東南側の空き地Photo_1062を最大約10m掘削して、急坂のいわゆる<切り通し>(写真=左上)を造る。進入口は駅前の信号から東へ約20mのところ(写真=左下)。特に信号は設置しない。「何でこんな所に道を---」という声が出るほどの場所。当初は 、広場から国道に降りる<出口専用>案だったが、急坂の国道前での「一たん停止」は問題Photo_1063がある、ということで進入専用に代Photo_1066わった。工程表によると、10月中に工事は終わる予定だ。その後、この道路取り付けにともなう国道の舗装復旧・センターラインの変更工事が12月~3月まで行われる。

 この間、広場にあるタクシー乗り場を、現在の自転車置場に移設する「仮設乗降場整備工事」を9月に実施、あわせて、広Photo_1064場を開放しながらの「駅前広場整備工事」を10月~3月まで、昼間の時間帯だけ行う。この他にも、「放置自転車置場移設」(8月)、「水道本管移設補償工事」(9月~12月)も同時進行で行われる。また、関係機関---神奈川県警、国土交通省、地元関係機関(公共交通機関・自治会ほか)との協議・調整を随時実施することにしている。

 国府津は現在、国道一号線の電線地中化工事を実施中で、駅前広場の工事が始まれば、地元民はもちろん、通勤通学客への影響も大きい。また、この駅前広場の整備事業はほんの一部の関係者にしか知らせていないため、このまま工事に入れば、他地区からの国府津駅利用者の<反発>を招くかもしれない。小田原市の工事関係者は、この工事を広く住民に周知し、工事への理解と協力を求める努力が必要である。

   (画像をクリックすれば拡大します)

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